2015/12/05

醜いヴァラナシ、美しいヴァラナシ。

あと数日したら、日本からあの彼がヴァラナシにやってくるのだそう。
先日はその類のご連絡を4本も頂き、街はすっかりウェルカムモードにございます。

14億のうちのほとんどのインド人が何も理解していないと思って…
しっかりしっかりこんなものが結ばれようとしています。

日本がダメなら今度はインドでまたお金儲け。
尽きないものです。留まることなく、次から次へと。

彼が訪れようとしてるヴァラナシは、どこもかしこもゴミだらけ。
悪臭を放つ小さな川は、ぶくぶくと泡みたいに沸き立ち毒は垂れ流し。
それはぜーんぶガンガーへ、そして海へ。

私のすぐ近所では、今日も酔っ払いの旦那が嫁を、恐ろしい顔した母親が子供を、学校では教師が一生懸命走る子供たちを平気な顔で殴り蹴り、「これは文化と歴史なのだよ。ほら、ラーマーヤナにも書いてあるじゃない。」
とさらりと言い、毎朝気持ち良さそうな顔をしながら神様にお祈りする。

都合の良いダルマと矛盾を抱えたまま、インドはぐんぐん迷走中。
そんな国にも新幹線、そんな国にも原子力。
なんてdevelopedな響きですこと。
そんなものよりこの国に必要なのは教育、です。


とか思いながら、それでも今日もここに居る。
まだまだこれからも、きっと居ます。

何があってもこの生活から学びは、消えないものですから。
悲しいわけでも嬉しいわけでもなく、ただ正しく真実を知り、理解したい。

世界を、宗教を、肌の色を、意思の違いを、言葉を、祈りを。
ただ愛でもって正しく受け入れ、もっともっと、理解したいのです。
こんなにたくさんの国が、人が、奇跡みたいに美しく交わるヴァラナシで、

どこで誰と居ようと見失うことのない、正しい「真ん中」。



おまけ。

決してあぐらはかけないけど素敵なものを提供してくれるヴァイオリンのお兄さんと、
お上品で説明上手なタブラのサンジュ・サハイさんのミニレッスンとエレガントタブラ。

タブラも好きだしおひまだしという方、どうぞ。。。 

2015/11/14

幸子嬢とDiwali。

オリッシーダンサーの幸子嬢、初めてのヴァラナシに大はしゃぎ。
いろんなとこで、ポーズ。


あんなにインテンスなお寺に連れて行って、あんなに喜んでくれた人は初めて。姉御…

ジャガ様前

今シーズンはいろんな人が訪れてくれるので、今からとても待ち遠しい。

歌う以外に正直することはあまりない。
なんでもないあまりにも普通の、なのに異常なくらい人間の心をくすぐる、謎だらけのヴァラナシ。
美しいガンガーが流れる、ヴァラナシ。

誰か来てくれると、大好きな水牛さんを追いかける元気だって出ますから。


 さて、11日はディワリ(दीवाली)という大きなお祭りでした。
ラクシュミーという女神様にお祈りする、インドの新年。

軒先にキャンドルを灯すの。ひとつ、ふたつ。
光の、祭り。

元々は火だったのが、いつの間にかお下品なライトアップで町中が飾られるようになって、光のお祭りというよりも今は「爆竹で遊んでもいい日」みたいなヴァラナシ。おいっ。

近所のマンション

夜から私が目覚める頃まで、まるで戦場かしらと思うような音が鳴り続けます。
インドはどうなっていくのかなとか思ったりするけど、祈りもきっとインドの音楽と同じで、ずっとずっと続いていく。静かに激しく、消えることはないのだー。


さてさて、ドゥルパドライフはというと。
グルジーから、たぶん弟子入りして初めて、ある一定の練習法を頂きました。
それぞれのラーガを磨いていくのにとても良いもの。
ちょうどどうしたものかなと思っていたところ、すっかり視界が開けた気分の近頃。

のはずが昨日突然の発熱に襲われました。
わお、恐るべしヴァラナシ菌。
ゆっくり療養しましたので、明日からまたフルパワーー!!

2015/10/25

無事、ヴァラナシですよ〜

昆明とコルカタ経由、日本を出て4日目。
やっとこさヴァラナシ到着です。

本当は疲れている、楽しそうな亀ちゃん。

長い。けど、めちゃくちゃ楽しい大移動。
ありがとう、亀ちゃん。あなた最高。

そしてサンジュクタも最高。
コルカタでは彼女のお家にお世話になりました。
あんなインド人女性に初めて会った。。。
こうやって少しずつ少しずつ、素敵な人ばかりに出会って、私も少しずつ毎秒、
前進してるのを観察しているところ。


そいで彼女の家でやっと、ぐっすり眠れた。
亀ちゃん曰くにんまりと、微笑んでいたそうな。怖い…


ヴァラナシ到着後、連れてきたパカーワジ子をすぐ開けて。
グルジーに会いに行って。
井戸ちゃんはうんまいキチュリーをこさえてくれて。

サラダが、かわゆい。

今日はさっそく、美しいマーと朝日を。
息を吸うのが、もうそれだけのことが最高の至福で。


そいで今夜はナグリナータクマンダリーという会場でN. Rajamさんのヴァイオリン。
一番好きな音楽の最高峰がすぐに聴ける、インドにいて一番素晴らしいのは、兎にも角にもこれだと思うー!!

けど、2日目にしてちょっと外出ただけでなんか私、熱出そう…
みたいなヴァラナシ。
今シーズンもめいっぱいおいしいもの食べて歌って学んで、
ヘロヘロになろうと思いますので、見守っていてくださいませ。

私はみんなの幸せを、毎日ガンガーから昇るお日様に、祈ります。

2015/10/20

では、行ってまいりますね⭐︎

バタバタと。

歌って遊んで働いて。
10月もあっという間に20日が過ぎて。

気づいたらもう、明日。
わっ❤︎
今年はパカーワジ付き!!
ずいぶん短い滞在だったように思うけど。
今年はいっぱい、日本とか日本人とかいう括りについて考えました。

この国が作ってしまったちょっと悲しい社会も、私の居るある意味とても豊かで潤った輪の中も、どちらもこの島の中に絶妙に共存してること、ちょっと不思議。

先日滋賀のBASE FOR RESTさんで開催したWS後、みんなで世界地図をゆっくり眺めてみたけど。
日本て実はすごい、大きいのよね。ていうか長いし。
色々難ありだけど、ワビサビクールで美しい。

でもやっぱりそれにも執着しないで、どこでもいいどこも美しいみんな素敵、気づいたら私どこでも生きていけそうだわとか言いながら。

どこに居ようと誰と生きていこうと、孤独という言葉にとてつもない美しさを感じながら、月のような女を生きてゆきたいのです。


帰国は未定だけど、できるだけ長くドゥルパド✡マサラ三昧しようと思います。
今できること、今したいこともうめいっぱい、ね。

ほとんどヴァラナシにいる予定ですよ〜。
行きたいわ、今こそ行きたいわ!
という方、ぜひ遊びに来てくださいね。

待ってます❤︎ 


10月20日
なお

2015/10/13

「気になるインドvol.2」動画集


10月11日民族楽器コイズミでのWSにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。たくさんの方にお越しいただいて、とっても楽しい時間になりました✴︎✴︎✴︎

初めて聞くリズムばかりだったと思います。
インド音楽を聴くには、慣れが必要。
でも本当は、メロディーもリズムも越えたところを、楽しんでほしいと思っています。

そして知識があるからこそ、それを越えた世界が楽しめる。
そのための講座でした。

では、またこれを見ながら楽しんでくださいね〜♪♪
順番ちょっと、自信ないですけど。

❶ まずは北インドに残るもう一つのスタイル「カヤール」のTeentaal ティーンタール 16拍子から。


 前回のインド滞在中から私もはまりまくっているVenkatesh Kumar ヴェンカテーシュ・クマール氏。迫力も去ることながら、細やかな音の動きの中に流れる川が目に見えそうなくらいクリアに音が進んでいきます。
声もいいですね。サム(1拍目)もとってもわかりやすい、彼の動きのおかげで…
まずは4で刻めるティーンタールに慣れるの、オススメ。

タブラはSatyajit Talwalkar、お父様は偉大なタブラ奏者Suresh Talwalkar氏です。タブラ好きな方はyoutubeでお名前探してみてくださいね。

❷ 次はDhamar ダマール 14拍子


私の師匠、Ritwik Sanyal リトウィック・サンニャル。
彼のように微細な音をとことんまで突き詰めようとしている方はなかなかいない。
そしてそれをまた自由に操ることができるのも、彼の凄みです。
両面太鼓パカーワジは故Shrikant Mishra氏。彼のようにパカーワジを叩きたい、極めたいと思っているパカーワジ奏者がきっとほとんど、なんてこともいつだか聞きました。

❸  続いてChautaal チョウタール 12拍子


代々続く、Dagar ダーガル流派の正統後継者 Wasifuddin Dagar ワシフッディン・ダーガル氏。このスーパーリラックス感、いつでもこの状態でいられたらと思う…
ドゥルパドではこれがメインでポピュラーなターラです。

❹  Jhaptaal ジャプタール 比較的スローな10拍子 


Uday Bhawalkar ウダイ・バワルカール氏。私の師匠の師匠故Zia Mohiuddin Dagar氏、ルドラ・ヴィーナという弦楽器の奏者でした。

ウダイ氏は、この方の弟で声楽家の故Zia Fariduddin Dagar氏を師匠に持ちます。
魂に響く声、 繊細で正確な音使い。80歳まで歌い続けたほんとに偉大な声楽家です。


人間にとって、第一印象のインパクトはほんとに大切だなと思う。
彼の歌を初めて聴いたときのことは今でもはっきり覚えていて、感動して嬉しくて興奮して…、私が愛してやまない歌手です。
Jhaptaalの後はSooltaalも歌われますよ〜、要注意。

❺ Sooltaal スールタール 速い10拍子
スールタールはチョウタールに続いてポピュラーなリズム。ダマール14やチョウタール12といったゆったりした大コンポジットの後によく演奏されます。


Gundecha Brothers、兄弟デュオのお二人はウダイ氏の兄弟弟子。
ドゥルパドはインドの中でもごくごく少数派ですが、彼らの名前はインド音楽界でよく知られています。ダイナミックに二人で織りなすメロディはとても聴きやすく何より面白い。

こっちはウダイ氏。太鼓はパカーワジではなくジョリタブラというパキスタン国境近くパンジャーブ州でよく見られる太鼓。パカーワジと同じように左側鼓面には焼く前のチャパティ、付けます…。

❻ Tivrataal ティヴラタール 7拍子
これはかなり速い7拍子、私の師匠の若かりし頃。



あとはさくっと見たものも載せておきますね。


何拍子か、数えてみてくださいね。


ほんとに稀ですが女性声楽家もいます。アーラープという独唱部分のみですが、かなりディープで渋い。ペルワちゃんはウダイ氏、グンデーチャ氏よりもだいぶ若いですが兄弟弟子、私と同世代の珍しい声楽家です。



おまけ…。
ドゥルパドはDagar ダーガル流派が主流で現在21代目まで続いています。
他にもかつては4つの流派がありました。中でもダルバンガ流派は現在まで13代続く古い流派。ダーガルに比べかなりダイナミックで男らしく、数学的にリズムで聴かせるような背景があります。

12代目プレームクマール・マリックというお方です。

ここまでくるとただのマニアックな世界ですけれどね。
おヒマな時にでも聴いてくださいね。

質問、ここでもメッセージでも受け付けています。
いつでもどうぞ♪

なお
dhrupad@live.jp

 

2015/10/02

音✡コミュニケーション

昨日は、今年でヒンディー語2年目になった生徒のカメさん宅。
カメさん渡印前最後のヒンディーレッスンついでに、遊びに行ってまいりました。

美味しいランチをいただいて。
カメさん、こんな素晴らしいお仕事されてます、インド手刺繍の店 タンカ。
生徒さんなのだけど正直なところ、そう思う以上に「物を作る人、インドと日本を繋ぐ人」としてとても尊敬!

私のヒンディー語の生徒さんはみんな、驚くくらいインドが好きで、なぜか離れることなく何年も関わり、それぞれの道をどんどん極めようとしてます。

つまりなんというかだいぶ変態だけど、やたらユニークで刺激的。
私はとても誇らしい気分でございます。


そいで今日は、タブラ奏者のグレン・ニービスさんのお家にも初めて。
10月10日のライブ@villageで初共演なので、ちょっと歌いに。

美味しいランチをいただいて(←また!)。
グレンさん特製のインド飯、激うまなのですけど…。

グレンさんが仕上げたshantiなお庭を眺めつつ、Dhamar(14拍子)、Chautaal(12拍子)、Jhaptaal(10拍子)、Sooltaal(10拍子)、ふたりでいろいろ演ってみました。

ほんとに素晴らしいタブラ奏者です。10日が待ち遠しい!!
ラーガは未定ですが、グレンさんが選んでくれたターラ(リズム拍子)は、ちょっと意外なもので、すっごい嬉しい。。

結局わたしが毎日触れてる音楽や言葉というモノって、「コミュニケーション」なのね、と改めて思う。

一緒にご飯食べて、いろんな話をして、美味しいコーヒー飲んで。

でもまださらに深く、音を通して人を知る。
豊かなコミュニケーション。とても上質な、崇高とも言える。


わたしももうすぐインドです。
早いね、今年は早いです。そして長くも、なりそうです。
嬉しいです。やっぱり嬉しいもの。
待っててくれる人がいたり、グルジーが喜んでくれたり、美味しい黄色いご飯が毎日いただけたり。

ドゥルパドを取り巻くわたしのごく普通の日常は、ヴァラナシにもあります。
わたしの居場所、日本にあってインドにあって誰か心の中にもあって、それは移り変わっていくものだけど、それでいい。それがいい。
わたしはそうやって、わたしの歌や人生や想いを少し遠くから、眺めていたいと思うのです。

そしてこんな人生に関わってくれる人がとても愛おしくて…
多謝!










2015/08/18

本気のお話。

Raga BhairaviのJhaptaalに、「バワーニ〜ダヤ〜ニ〜♪」という歌があります。女神様を想って作られた曲。
とても古い一曲で、ドゥルパドのダーガル流派で作曲され歌われているものだけど、youtubeなんかで探すと出てくるのは全部カヤールの声楽家。
ドゥルパドはインドでも圧倒的に、それはそれはもう驚くくらいの少数派なので、 この曲探しても全然出てこない。

そんなわけで、ドゥルパドで作られたけどカヤールで有名、みたいな曲いっぱいあります。
でもわたしはそういうのが結構、すき。
ドゥルパドとカヤールはやっぱり親子なのねと思うから。
ドゥルパドはそうやって静かにいつも、 あんまり知られはしないけれど、インド音楽を志す全ての人の精神を、陰ながら支え続けるかもって。

美しいもの、この先も何百年も、人々に響き渡ってほしい。
そんな襷みたいな役割を、日本に生まれたわたしだってほんの少し担えること、とっても嬉しい今日この頃。

いろーんな人が歌ってて。
この方のが一番、すき。

あ、ヴァラナシ出身の兄弟デュオ、ラージャンサージャンさんも。

最近はもう一日中バワニダヤ二。昼寝の夢もバワニダヤ二、練習もバワニダヤニ。

それでも飽きないのが、インドの音楽。
大丈夫、飽きないの。

一度本気になったら、嫌いになることも飽きることもないのです。
ただしほんとの、本気のとき。みんなもきっと、そう。

そういう出会いは大抵、人生を簡単に変えてゆくし、そうやって流されて生きてくのとかほんとに素敵!と思っている。

言葉もドゥルパドも、人も。
そんな本気に出会ってしまうと、それはそれは辛いこと、人にはあんまり言えないことも、あったりするでしょ。
でもどんな形で向き合うことになろうと、ありがとうと言いながら、わたしはわたしが消えるその時まで、たまに夢の中で出会ったり、たまに四六時中そばに居たり、どうしようもないくらい愛しくて苦しい想いに駆られたりしながらも、生涯一緒に生きていきたいと思うのです。

わたしはドゥルガーに、愛されてしまったから。

鏡を見ると、後ろで彼女が泣いたり怒ったり大笑いしてたりして、それを見るとプッと笑えて、すべてが水に流される。水の音とか、穏やかでも激しくても関係なく、美しいもの。
なのですよね!!


そういう本気に、みーんなが出会うといいな。
おやすみ。


なお


 

2015/07/07

WS動画「近頃の、気になるインド音楽事情講座」より @民族楽器コイズミ

先日は、雨の中お越し下さってありがとうございました。
私自身もとっても楽しい時間になりました。

さて、申し上げていた通り、一緒に見た動画こちらでシェアさせていただきます。せっかくお越し下さったので、FB等のSNS上ではこちらの投稿は公開しません。
皆さんで楽しんでくださいませ✴︎

まずはこちら。あ、順番はバラバラです。気にしないでくださいね。
1.Samavedaチャンティング中です。


2.続いてドゥルパド
私の師匠の師匠の弟にあたる声楽家Ustad. Zia Fariduddin Dagar。

3.Ulhas Kasalkarさん。Darbarにて。こちらはカヤールの声楽。
私はカヤールでご健在の方で一番大好きです。

4.最近一人大ブーム中のVenkatesh Kumarさん。最高。。。

ちなみに弓擦弦楽器サーランギー奏者はMurad Aliという方。ものすごく、うまいですね。

5.次はパキスタンのカッワリー。Nusrat Fathe Ali Khanさん。

6.ドゥルパドのパカーワジとの演奏。
アーラープと呼ばれる独唱が1時間ほどあり、その後に共奏曲に入ります。
こちらは早い10拍子。Uday Bhawalkarさん、声楽家としてたぶん世界一、好きです。



7.骨休めにこんなのも聴きました。Geet Gaata Chalという古いインド映画中に出てくるバジャン。とってもいい映画で大好きです。身寄りはないけど自由に生きる笛吹きの美青年のお話とあるお嬢さまの超超ピュアな恋物語。


大好きなシーンで身寄りのない彼を気遣った通りすがりの女性が彼にこう言います。
「お前はほんとに一人なのかい?お父さんもお母さんも兄弟も?!」
でも彼は、満面の笑みでこう返します。
「どうしてみんな同じことを聞くの?動物、山、畑。。。僕はすべてのモノだよ!!」

実はyoutubeで全部見れますが、字幕ないのでちょっときついかな… 言葉分からなくてもなぜか面白いのがインド映画なので、興味のある方は是非。


8.この辺りでA.R. Rahman。世界的にもすっかり有名になってしまった作曲家の一人。
にしても次から次と、彼の作品はインド映画音楽の中でも群を抜いていると思います。
歌詞のリンクもつけておきますね。
見たのはこれですが、フルバージョンもあるので確か6分くらいの。そちらも是非。


歌詞リンクはこちら。

9.もう一つRahman。まだまだ聞いて欲しいのあるけど、キリがない!

10.Meerabaiという15世紀頃の伝説的女性詩人のバジャン。Kaushiki Deshikanという声楽家が歌っています。大所帯で…。ハルモニウムにはお父さん、Ajoy Chakrabortyさん。


11.最後はこの方、Bhimsen Joshiさん。もうお亡くなりになったけど、ずっと永遠にカヤール界のヒーロー。本当に大好きです。


何か、抜けてたら連絡くださいませ〜。
ゆっくりインドの世界、お楽しみください✴︎✴︎ 



すずきなお

2015/06/10

いろいろ、始動。

昨日は来月のWSのちらし作ったり内容詰めたり、今日はODCでのヒンディー語文字臨時講義の何やらを作ったり、みんなにお尻叩かれてやっとこさ、動き出した〜ぷぅ。ありがたし。そして今年は夏に岡山に行けるかもしれないし、関西でも可愛い布のお披露目と歌も楽器も、いろいろお届けしたい!
ぱるちゃんと藍、絞染め。
ちなみにWS、今回は歌うよりはレクチャー的に進める予定です。
最近いろんなところで聞くインドの音楽。
古典があればバジャンもキールタンもマントラも。
よく耳にするナーダ・ヨーガ(音のヨーガ)とか何がどう違うのみたいな。そんな疑問を、映像や音源、写真や歌詞などで比べたりなんかしながらわかりやすく。

とにかくもう最近何がなんだかわかんないけど、ちょっとでも知りたいよ…という方の為の講義です✴︎

なんでも基本が大事とか言うのだけど、それが一番ほんとのこと。
それならこてこてな古典ドゥルパドの視点から、もやっとしているインド伝統音楽が、今実際インドではどんな風に息づいているか、ちょっとお勉強します。

1900年代の前半、わーーーー!っとアメリカを皮切りにスタートしたキールタンのムーヴメント。世界がきっと、揺れたと思う。
どんな街に行っても、今アーシュラム(修行の為の共同生活所のようなもの)は外国人で溢れています。

じゃあ、インド人はどうしてるのよ!普通の、お金のない、路上かもしれない、そんなヒエラルキーの底辺を必死で生きるリアルなインド人は?
彼らの中に生きる神様のことも、もう少しお伝えしたい…。

ヴァラナシは、なんだか煙たい町です。
ヒンドゥが、少々濃すぎるところ。
そんな町と京都を行き来する私が、ほんの少し思うこと。

内容はディープですが、初心者向けだと思ってください。
時間に限りがあるので、私もどこから手をつけようか、まだゆっくり考えます。
私の能力や性質を取っても、難しい言葉はあんまり使えませんし…。

詳細、近日中に出します〜✴︎
2ヶ所で開催予定ですが、一つは7月11日(土)神戸六甲kachuaさんにて夕方、ほぼ決定しております。

楽しみ、楽しみ!

2015/05/18

Dance of Shiva行ってきましたよ。

Dance of Shivaは、メルヘンサイケデリックです。
かわゆくて、夜が特にかわゆくて。。。
そこらじゅうこんな様子で、耳にはズンズンズンズン。
ベッドに横になっても寝てるんだか起きてるんだか、謎の二晩でしたよ〜。


私まだまだ魂ヴァラナシに置いてきたまんまですので、視覚的には意外とちょうど良い感じ。

太郎さんの後ろから隠し撮り。
アムステルダム風。


私一番最初に歌ったんですけど、shivaの最初というのは結構緊張します。びっくり。
雨がいっぱい降り出す直前だったので、ほとんど霧の中。気持ち良い〜。


もうステージが。。。♡
太郎さんと百合子さん、タブラはArindam Chakravartyくん。
かっこいい、持ってくな〜。
カヤールで踊り出す人々、インドでは絶対見ない光景ですけど、Shivaなので。
30歳だけど、5歳から叩いてるそうなのでタブラ歴25年。
インド音楽は息が長いな〜…。

この後ものすごい雨が翌朝まで続いたので、何が何だかあんまり覚えていない。
そんな雨上がりの朝、絢たん到着。


今回は井上憲司さんと。


ステージが、ピンク。絢たん背筋ぴーん。素敵。


私もちろんテツヤさまと、今回二度目のステージは初めてRaga Patdeep。
このスールタール10拍子はとっても思い出深いのでうるうる、しました。


最後は太郎さん百合子さんに連れてってもらってこれ。
歌った後は温泉しかないでしょうが。最高!

3日間堪能しましたよ。
タイムスケジュールからデコレーションからサウンドシステムまで、梅さんのこだわりがたっぷり。キメの細かいケアになおは感動しました…。

まったく先の読めない私の未来。
またあんなところで歌いたいです。

踊る人、幸せな人。


2015/05/04

もうすぐ、帰ります。とライブ。

あっという間の4ヶ月。
帰国に向けてやっと、心の整理がついてきた今日この頃。
ヴァラナシは40度を軽く越え始めました。



あついな、あついーー。
それでも結局いつも、最後まで。
好きだから。インド人は忍耐強いなあ、やっぱり。
それだけでちょっとリスペクト。

女の子はほんとに一人になったけど、寂しがり屋の男の子たち(だいたいover40歳)は未だに、私には到底信じられないけれど、停電で扇風機が回らない異常な暑さの部屋の中でだってゲラゲラケタケタ、いつもだいたい同じことしかしてないけど、それはそれは楽しそう。国とか言葉の違いとか、ちっぽけ。Bhimsenさえいれば、心はひとつ…

これ、すごいからね。ぜひ。


ネパールでの地震から約一週間。
毎日起きたらネットでそれについて見るのが日課になってしまった。
心配していた最後の友人の一人から今朝やっと、直接連絡が入って一安心。
みんな、テント暮らし。ちゃんと食べてるか、ほんとに心配。
それでなくても大変な国なのに。

日本での報道はもう少なくなってるんじゃないかと思ったり。
今朝YahooJAPANを見たらもうすっかりトップページにはないし、そういうもの、だっけ?
fbにはもう書いたけど、少しでも力になりたい。
みんなもどうかどうか、宜しくお願いします。


帰国もうすぐ、8日になりました。夜にはきっと、お家。
もやっとどうしようかずっと考えていたけど、ちゃんと帰る理由があってよかった。
でないと今年は、このままここに居てしまう。というか、居たい…。
いや、いつもだけど。

今日、最後の朝日。
お引越しをしてからガンガーは少し遠くなっていたけれど、やはり美し。
簡単に言ってますけど本当に、美しいから。
涙なんか、すぐ出ちゃう。心を掴むあの美しい波紋も、祈る姿も、なんかガイドブックみたいなこと書いてるけど…。
人生で一度は、来て欲しい。すべての日本人に。

人に自慢できるようなことはほとんどないけど、ここにたどり着いたこと、こうやって31歳まで生きてこれたこと、それだけはほんとに誇りに思う。
というかそれで十分だと、時々本当に思う。幸せなこと。

そんなわけで、帰国後ライブのお知らせです。
5月15日、16日は伊豆。
行きます。去年キャンセルになってしまったDance of Shiva、今年こそ。
楽しみです。
http://www.tirakita.com/event/2015/index.html

1日目はカネコテツヤさまとドゥルパド。
2日目は大先輩のサントゥール奏者ジミーさんやバーンスリー奏者寺原太郎さんたちと共演させていただきます。ということを昨日タイムテーブルを見て知った!!萌え。。。

5月29日(金)は、大阪伽奈泥庵。
今回はタブラの室優哉氏、ドゥルパドターラ叩いてくださるのです。
嬉しいなあ、沁みるなあ…。かっこいい室くんのタブラ、ぜひ聴きに来てくださいませ。
もうお一人は私たぶん日本で一番大好きシタール奏者、岩下洋平くん×室くん。



1日お休みして5月31日(日)、最近すっかりおなじみになってきた法陀in心斎橋。
いつものパカーワジカネコテツヤさんとタブラの広本雄次さんに加え、今回はカネコさんの奥さま、インド音楽だけでなく多ジャンルで活躍されているヴァイオリン奏者の金子ユキさんも揃って来阪。ちょっと、豪華です。
この日は古典楽器を使ったエレクトリックな音も聴けるそうですよ。ワクワク。
美味しいお酒とご飯も、食べに来てね✴︎

https://www.facebook.com/events/1644832239070550/



すっかり健康な私。病気していたの、嘘みたい。
本当に素晴らしい日々をいただきました。
いろんなところから見守ってくれた皆様、本当に感謝しています。
ありがとうありがとう。

古いヴァラナシの友人に暖かく見守られ、ガンガージーからはギフトばかり。
仲間と支え合うことの喜び、仲間の幸せや悲しみが突き刺さる体験。
忘れられない。きっと忘れません。

ありがとう、今年もありがとうヴァラナシ。




2015/04/01

燃える月の半分。〜肝炎編〜

本当のことを言うと、AなのかBなのかCなのか、未だに不明。
ただ感染経路や症状から考えて、きっとA型ね!と落ち着いている、すっかり元気になった今日この頃。心からこんなに笑っている自分を見るのは、数年ぶり。


まだ走るのは少し、怖い。階段はゆっくり、丁寧に。
もうそれくらい。ご飯はもりもり、食べています。
徐々にすでに、ぽっちゃり気味。神様、複雑な気持ちをどうもありがとう。

本当に元気になりました。
日本から遠くいろんな国から、こんな私に嬉しい連絡をくれたみんな。
言葉はなくても想ってくれたみんな、ほんとにありがとう。

初めての体験だったけど、ちっとも心細くなんかなかった。
実際にそうしなかったとしても、頼れる人が近くにいること、甘えを赦してくれる人が近くにいること、こんなに感じたのは初めて。もう何年もこの厳しいヴァラナシでの生活を繰り返しているけど、新しい自分を見つめているところ。

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
結局どこから感染したかなぁと考え、やっぱりグジャラート行きの電車で食べたチャナじゃない?!という結論、勝手に。あれうんまいけどほんとに、気をつけて…。楽しすぎて浮かれすぎていたからだわ。

これからまだインドと長い付き合いのある方のために、肝炎について。

✴︎✴︎症状はまず発熱から始まります。特に夜中の上がりっぷりはちょっと笑えます。
私の場合、愛おしいウダイさんの歌のせいで熱出たと勘違いしました、はい。
意外にも高熱じゃないものでスルーしがち。たぶん38.5度くらい。
これが3,4日続きます。

かと思ったら急に強烈な吐き気に襲われます。もうここで書くには申し訳ないくらいの痛い感じです。私の場合、ぐみちゃん企画のNamaste Mela! 出演の朝に始まったのできっと一生忘れない笑。いつもなら5分で着く距離を、軽く3倍ほどかけてゆっくり。
吐き気と同時に、人生で味わったことのないような倦怠感に襲われた為…。

タンプーラが重くて重くて、少し腕を上げたりベッドの上で膝を立てたりするのも辛い。全身がベッドに埋まって地面にどんどん沈んでいくような、地球の中に入ってくみたいな真っ暗な重さ。人によるけど、この倦怠感が完全になくなるには1ヶ月ほどは時間がかかりそう。

そいで、変な色の便が…、出てきて…。
私の場合、まあその、真っ白い感じで。ここくらいから本気で焦り始めます。
小さい方なんかもう血が混じってるんですかというくらいの色になってきます。
ん?何?これ何?あかんやつ?なおーーー!

と思い始めた暗闇のホーリー明け、ちこさん登場。
また書きますけど笑、「なおちゃん、目黄色!!」となって即病院へ。

血液検査後のヒゲ面先生はあっさり、「ウィルス性の肝炎ですねー、ゆっくりするしかないですねー。あれもこれもそれも、2週間は食べてはいけませーん。キチュリーキチュリー!薬ー!」と言いました。そんなにあっさり言うならあんな量の血抜かなくてもいいじゃないか!と、ほんの少しイラッとしました。

だめなものは例えば発酵食品、ヨーグルト、牛乳、チャイ、一切の油。りんごとパパイヤ以外の果物、マサラ、刺激物。。。

体のことにおいて信頼している友人の勧めもあり、変な薬を5日ほどは久々にちゃんと飲みました。なんでもバランス。ある一方だけを拒み続けるのは非常に危険です。
その後はアーユルヴェーダのカンゾーさんのためのお薬に切り替え一安心。


それからも1週間くらい、肝臓の腫れがおさまらず消化不良、肝臓周りの痛みなどは続きます。ここから辛いのはとにかく夜眠れないこと。気づいたら5時とかなっていて、私の大事な朝の行はさようなら。最近になってやっと、眠れるようになりました。

今日は症状が出始めてからちょうど1ヶ月。
黄疸も数日前からすっかりなくなりました。

肝炎は食事で治すとも言うくらい、とにかくカンゾーさんに負担にならない優しいものばかりを食べて過ごしました。消化には相当の時間がかかるのですけど、それが過ぎると食欲だけはしっかりあるのが肝炎。不思議。
1日1食とはいえ、すごい量を食べていたことが発覚。


優しいもの、美味しい美味しいと思いながら幸せに食べました。
こゆものも買いました。すぐご褒美とか言ってやっちゃうけど、今日も明日も大活躍。
私のヴァラナシライフ、どんどんラグジュアリー。


私の症状はかなり軽かったように思います。
体重が10キロも減ったとか、3ヶ月はずっと体が重かったとか、周りには肝炎経験者がモリモリいるこのヴァラナシ。みんないろーんなことを知っていて、心強かった…。

ずいぶん前から顔は知っているけど、どこの国かも何をしているかも知らなかった怪しいヴァラナシ住人たちが、薬を持ってきてくれたり声をかけてくれたりなんかして、私この出来事にどうやって感謝していいやら。もう心にロックがかからず開きっぱなし。

それからA型は一度感染して治ると、非常に強い免疫を持つのでほぼ2度とかからないと言われているのですよー。私10年かけてやっと、獲得しつつあります。
もしも、あれこれ、もしかしてと思ったら。いつでも聞いてね。

3月はもういろんなことが起こりすぎて、いつ何が起こったか、日にちまで全部言えてしまう。濃厚で貴重な、ほんとに愛おしい時間。

そんな3月私の周りはもう春だらけ。美しい女子たちは恋や草木の色を楽しんで、まるで薔薇の花びらに囲まれるみたいに、それぞれの時間を大切に過ごしていました。これが何より、私の励みとなり力になりました。


みんな、ありがとう。

新しいラーガ、始まりました。
大人の女性のような、成熟した音だよと、ロマンチストグルジーに教わりました。
ふわって涙が出てしまって、グルジーとグルマーは全部わかってるみたいに、そっとハグしてくれました。そういえば、ドゥルパドを始めて悩んだり心細い思いをしたりしてた頃、このスケールのただの音階練習でレッスン中にいっぱい泣いたことを思い出しました。その日もグルジーとグルマーがハグしてくれたんだった…。初めてラーガって何なのか体感した、強烈な時間でした。


おわり。


2015/03/16

燃える月の半分。


お久しぶりです。まだヴァラナシいます。
瞑想のような濃厚な日々、過ごしてましたよー。
ウィルス性のなんだかにやられちょっと肝臓をね。ご存知の通りですけど。

身体の中で、こんなに静かに音も立てずお仕事している臓器さんがいらっしゃるなんてほんとに知らなかった。

そして何より大きなこと起こると、波が変わる。
星が、動き出す。一つ動くと、今度は周りが動き出す。

突然いろんなことやってきて、療養していたような、突き動かされていたような。

3月1日の夜は、いろいろのはじまり。
この方、人前で歌う直前どんな風に過ごしているのか、歌い終わった後どんな表情で裏に下がっていくのか、下がった後一体どんなお顔してるのか。
ずっと知りたかった。


グルジーのお気遣いで、ウダイさまの後ろでタンプーラ。
全部見ちゃったのよね…。
汗が流れるさま、喉の動き、細かく揺れるステージや繊細な手の動き。
歌う人は、どんな風に歌ってるの。歌うって、どうゆうことやの。
あなたは歌って、どうやって昇りつめていくの。

私すごい微妙な表情してますけど。
よっぽど嬉しかったらしく。ウダイさまのこの笑顔とか、溶けそ…。
こうゆう顔を、恍惚と呼ぶそうですよ。
変な発熱の始まり。


4日はぐみちゃんちこちゃんからお誘いのあったNamaste Mela!にてドゥルパド。
みんな温かく見守ってくれるこの会、好きなのです。
熱が突然下がったと思ったら、この日からどんどん体調悪化してくんですけど、
歌ってるときはドゥルガーのように強くなれるから、歌えるもの、歌えるもの。不思議。

ちこちゃんとちこちゃんママが作ってくれた日本食、ほんとに幸せだった。
今年はほんとに仲間がいないと私、お部屋で干からびていたはずよ…。

そのあとホーリー辺りのことは、まったく覚えていない。
ずっと寝ていたから。暗闇の中で、ほんとの充電中。

毎日これだけ、食べて。ものすごいおいしいけどね。だいぶ飽きるよ。


ホーリー後ちこちゃんお部屋に現れて、「なおちゃん、なんか目めっちゃ黄色い!」
となり、私すぐ病院に連行されました笑。

つづく、、、
かな。





2015/02/10

ヴァラナシ春かグジャラート

気づいたらすっかりヴァラナシは、春を迎えておりました
春はとても良いです。幸福な空気を包むさらに幸福な、ヴァラナシの隣人たち。

なーんてね。
ほんとのヴァラナシね、過酷で孤独で、人は結局どこまでいっても独りだよって、毎日シヴァの声を聞く。
優しいわけでも、自分を変えてくれるわけでも、新しい道を開いてくれるわけでも。

ここがそんな甘い街であるわけが、ないでしょうが。

アイサレモノが知っている、大いなる孤独。

私はあれもこれも愛しているし、あれにもこれにも愛されている。なおは独りじゃないよ!とか、言わないでね。ちゃんと、わかっているもの。
あなたがいないと生きてかれない。放っておかないでほしいもの。
私はあなたを愛してる。知ってるでしょ?

カッチの優しさ、美味しい食事、セクシーなちこちゃん、虹色のガンガー。
可愛い子牛も夜中の嵐も美しい倍音もすべて、私の血となり肉となり。

ふふ、いいでしょ。
生きているからね、私はすずきなおを、ただひたすら生きている。


変化を求めようとしてもだいたいムダ。どうせ変化している。
ので結局またここにいる。
とかいいつつ、ただ好きなだけ。
好きだと好かれて離れられず。


グジャラート。今年はぱるちゃんが満月を見ようって塩の砂漠で。
白い地平線から赤い月。ほんとに神聖って、怖いもの。
ずっと遠くまで歩いても、しょっぱいよね。あたりまえ。


相棒ぱるちゃんにはこんな、鮮やかな世界が実はとても似合う。


ほんとに遠いの電車、グジャラート。
近くで見るよりずっと美しい車窓からの、あの有名なお墓。目がきらきら。
同じ箱に居てくれると、安心な人たち。1日何度も、一瞬で空気を変える。美しいやつ。
インドのほんと。



そして結局、私美しい人が好きで好きでたまらない。


何はともあれ。
人生いろいろですけど、私はあなたに、幸せでいてほしい。
苦しい瞬間を乗り越えまた乗り越え、強いくせに甘え上手で甘えさせ上手な。
美しい女性。今日はそんな、女な夜。

おやすみ♡

2015/01/22

コルカタでうわの空

なんかもう随分前に日本を出た気分なのに、まだコルカタです。
楽しいです。ありがとう。


バンコクは素晴らしい。あったかいとか笑えます。微笑みの国。
私はどうも筆不精なので、彼女が連絡をまめにくれなかったら終わっていたかもしれないのに、途切れることなくもう四半世紀、私は彼女の友達で嬉しいです。

変なサングラスの私より少し大きいお兄さんとも、結局もう20年近く。怖い。


あ、コルカタいいよね!結構好き。
赤と緑と猫の可愛い宿は満室で、名前は出さないけどボロボロの宿で、二晩まったく寝てません。コルカタ、ありがとう。


久しぶりにドッキネーショル行きました。結局彼が好き。
でもなんか、巨大すぎ!


夜は日本最強のタブラ女子絢子嬢と、107歳のあの方を。


彼もうたぶん、100年以上歌ってるですよね。
100年前のインドと100年後のインドで今もまだ歌ってるとか、タイムマシーンにお乗りですか。。。あの頃と今と、インド音楽て何がどう違うの。
私のインド音楽人生、スタート地点は程遠い。

夜は結局これ。
バンコクの夢覚めやらず。


いや〜かわゆい。たまらないでしょ。
本気でしゃべりすぎて、帰宅してすぐインド版イソジンにて強力うがい。
インドのエアル、吸うだけで痛い。

というわけで、もうすぐ出発。
やっとヴァラナシ。
いろいろ大満足。幸せとは小さいものです。

いろいろ連絡滞っておりますが、少々お待ち下さいませ♡