2012/12/31

ヴァラナシより

お部屋をきれいに水拭きしました。

数か月の間で前の人が置いていったいろんな気があっという間に出ていって、
すっかり自分の空間に変わり、気持ちよく歌っています。

インドの空気は今日もすっきりとは言えず、歌い手にはなかなか厳しい状態です。
いつもは着いて数日で喉を壊してしまうけど、今回はどうかな…。

いつも頑張ってくれてありがとうと言い続けようと思います。
空気を吸うときも、ご飯を食べるときも、おしゃべりするときも、歌うときも… 
いつも頑張っている私の喉さま。今年もいっぱい頑張ってくれてありがとう!!

私たちのお正月はインドにはまったく関係ないので、明日も朝からレッスンです。
グルジーの素晴らしさをしみじみと感じているとても幸せな夜。
グルジーの愛って、ほんとに涙が出るなぁ。

今からガスを入れに行って、今日はお友達とのんびり日本食食べながら夜を過ごします。
来たところだけどお味噌汁食べたいのです。

ヴァラナシと言えばやっぱりこの笑顔。く~たまらない!



インドも神様もあなたも、いっぱい愛してくれてありがとう。
なおもずーーっと、愛し続けます。


2012/12/25

今年もありがとう

インドの時期がやってきましたよー。
あっという間に明日出発です。来春に帰国予定です。


2012年、激動の1年。忘れられないとても大事な時間になりました。
この短い期間の中で、私の心は今まで知らなかったいろんな感情を初体験しました。

頭の中では辛いとか悲しいとか、穏やかとか幸せとか、そんな風に区別をしてしまうけど、
心や魂にとってはぜーんぜん関係ないような気がする。

どの感情も感覚も、その波動の分だけちゃんと反応していて、喜んでいるんじゃないかと思います。

心を流れのままに動かして生きていきたい。
愛に包まれて、愛で包んで、そのたびにありがとうって言葉にできるように。


そんな世界に連れて行ってくれたドゥルパドの濃厚な伝統と、遠い遠いところから差してくる光の美しさが、目の前でキラキラ。


たくさんの方にありがとう言いたい。ドゥルパドを聴きに来てくれた方、その後ろで支えてくれた方、もっともっと遠いところで想ってくれた方、みんなにテレパシーを送るから、感じてくださいね。
わたしまだね、瞬間移動はできないので…。

除夜の鐘が鳴り終えるまで、受信中にしておいてくれたらどんどん届くと思います♪ 

ではでは、今年も行ってきますね。
インドで会えるいつものみんな、お先に行って歌いながら待ってます。

来年の春、ちょっとくらい背も大きくなって帰ってきたら、またみんなに会って愛をお届けしたいです。









2012/12/19

宮古の女とドゥルパド

絣の着物を着て長い髪をふんわりお団子に結って歌ってたのが、
絣のサリーを着て髪を三つ編みにして鼻ピをして歌うのに変わっただけ…。

目の前にはいつも、神様とあなただけです。

Sketches of Myahk公式サイトより

なーんて言いたくなっちゃうくらい、宮古島の女性たちに強烈なまでの親近感を覚える。
神に捧げる歌とその手の動きと力強い表情が、忘れられないよ。
最後の最後まで、歌い続けるってこうゆうこと。

ほんとに素晴らしい映画「スケッチ・オブ・ミャーク」。


年の瀬に、とてもいいものに出会って得した気分。
最後まで、魂込めて歌います。

今週末はいよいよシーズン最後のライブ
ぜひぜひお越しくださいませ♪

2012/12/14

今年最後のライブ


来週21、22、23日の3日間は、渡印前今年最後のライブです。
どの会場もなんだか個性的でめちゃくちゃ楽しみです。

是非お越しください♪
以下詳細です。

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12月21日(金) 「インド音楽とアラブ音楽の邂逅」 @須磨 ボナルーカフェ

インド古典音楽のスタイル「ドゥルパド」とアラブ音楽トリオ「しんきちさん」とのライブ。
お互い長い歴史を持つ二つの国の音楽を志す演奏家が出会うボナルーでキャーバテでクワイエスな一夜!

インド音楽とアラブ音楽が一緒に聴けちゃうなんだか充実の夜になりそうです。
あ~楽しみ。しんちゃんのヴァイオリン、最高ですよ。もちろんドゥルパドもね♪

【開演】 19:30
【料金】 \2300(別途1ドリンクオーダー)
【場所】  ボナルーカフェ
       神戸市須磨区須磨浦通4-6-16 2F
       078-737-2480
       http://bonnaroocafe/com
【出演】
・ドゥルパド
 すずきなお(ドゥルパド声楽)
 カネコテツヤ(パカーワジ)

・アラブ音楽
 しんきちさん
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12月22日(土) 「音・リズム・静寂の世界 ドゥルパド」@奈良郡山城内 Aum Sweet Aum 

ドゥルパドは、「ナーダ・ヨガ(音のヨガ)」の要素を強く残す、北インド最古のとても瞑想的な音楽のスタイルです。起源は、紀元前の古代インドのヴェーダ(経典)詠唱にまで遡り、これは日本の声明にも影響を及ぼしています。

始終即興で繰り広げられるドゥルパドの世界は、古楽であると同時に常に新しくスリリングでもあり、まるで空間が伸び縮みするかのような滑らかな歌い回しや、音を震わせるこぶしなど独特の歌唱法を用い、インドの旋律、リズム、静寂を表現していきます。

一部:ドゥルパド声楽×両面太鼓パカーワジ
二部:パカーワジソロ

【ライブスタート】18:00 ※お店は11:00から営業 
【料金】2000円(チャイ付)
【会場】インド料理 Aum Sweet Aum
    奈良県大和郡山市城内町2-7
    0743-52-1293
    近鉄大和郡山駅から徒歩7分
    ※寒い時期ですので、ひざ掛けなどお持ちください。
【予約・問い合わせ】
080-3802-3159 / dhrupad@live.jp(すずきなお)
0743-52-1293(Aum Sweet Aum)


12月23日(日) 「音・リズム・静寂の世界 ドゥルパド」 @京都 堀北庵

今年最後のカネコテツヤさんとのドゥルパドです。
今シーズンの活動の締めくくり! とても大事な3日間になると思います。

当日は、京都三条のインド料理屋さんスジャータのカレーを用意しております。

堀北庵の1階はカフェスペースになっているので、ライブ前にのんびりお越しください。
クリスマスと年越しを前に、インドな時間、一緒に過ごしましょう。

とってもご縁のある堀北庵のオーナー杉若和尚の、軽快なおしゃべりとインド音楽、一緒に楽しんでくださいな。

あ!あと料金は変わりませんが、人数に限りがあるため要予約です。
ご注意ください。

【開場】17:30(食事は17:30~19:00/21:00~22:00)
【ライブスタート】19:00
【料金】2500円 要予約 (三条スジャータのカレー+フリードリンク付) 
【会場】BONZEくらぶハウス「堀北庵」
    京都市北区紫野下柳町47-1
    075-432-8716
【アクセス】①地下鉄烏丸線北大路駅下車。
       北大路駅から北大路通りを西へ新町交差点を北へ上がって、
       一本目の筋を西へ約100m。赤暖簾が目印。
      ②バスの場合、京阪出町柳駅からは市バス1番
       京阪三条駅からは市バス37番、JR京都駅・阪急大宮駅からは
       市バス206番に乗車。
       北大路新町バス停下車、新町交差点を北へ上がって、
       一本目の筋を西へ約100m。赤暖簾が目印。 
【予約・問い合わせ】
080-3802-3159 / dhrupad@live.jp(すずきなお)
075-432-8716(堀北庵)


2012/12/05

女神さまと一緒に@四宮神社

12月2日は、神戸の四宮神社の「女神様企画」に呼んでいただきました。

サラスワティさまの神社で、企画にはもってこいの会場、とても心地いい。
街中にあるけど、是非一度行ってみてね。

白蛇と声のお守り買ってもらいました。白蛇さま、どこで会えるのかな。
やっぱり来年夏はまた、奈良の大神神社にいかねば。


声のお守りなんて、なかなかないよね。うれしいな。

今回初めてルクミニーナオコさんのバラタも見れました。美しかった…。
ムドラーと目の動きで、ナオコさんの長い修行の様子が目に見えるようだった。
見ているときに一番気になったムドラーの意味を教えてもらったら、ガネーシュジーの意味でした。
シンプルだけど、ぎゅっと結ばれた指の一本一本がまた美しいの。
そんな風に目に焼き付いてしまうくらい、一つ一つにエネルギーが籠められていて感動。

わたしは、ガネーシュジーのマントラから始め、サラスワティヴァンダナ、ドゥルパド、最後にバジャンを捧げました。
お客さんの表情、みんな美しかった。きれいだな~って思っちゃって、みんなのお顔をゆっくり見ながら歌いました。

男性とか女性とか関係なく、みんなが神様だと思った。それがきっと、本当のこと。

by 池亀はるみさん♡

「歌を聴いて元気になった、パワーをもらった」ってたくさんうれしいお言葉をいただいたけど、本当は歌っているなおが一番いただいているわけでして…。その場の空気とみんなの想いで音は進んでゆくのです。

そんなわけでね、来てくれた皆様、本当に本当にありがとうございました。

そして一緒にステージに立ったナオコさん、いつも背中を押してくれるてつさん、企画の段階からわがままをたくさん聞いてくれたオーガナイザーのすみれさん、お疲れ様でした。

また来年、やりましょうねー!

さてさてそんなわたくし、出発までにいくつかドゥルパド歌います。
年末から4か月ほど、ヴァラナシでの音楽修行に入るので、是非今年の締めくくりにライブにお越しくださいませ。
お待ちしております♪

ライブ情報







2012/11/25

12月7日「Dhrupad to Khayal vol.2」@ヴィレッジ

第2弾ですよ。またやりますよ。いぇい!

今回カヤールは岩下洋平くんのシタールです!
洋平くんのシタール大好き。この前は洋平くんのRaga Desh、大好きなエクタール(12拍子)のコンポジションを独り占めしたのやけど、最高でした…。必聴ですよ。
そしてお相手は、今たぶん日本で一番幸せなタブラを叩いてくれる松本こうすけくん♡

ドゥルパドはわたくし、すずきなおとお相手はもちろんパカーワジのカネコテツヤさんです。
やっぱり何よりドゥルパドです。楽しみ♪

ヴィレッジのご飯、美味しいよ~。何食べようか今から考えてるのです…。

楽器の絵はまたまたシタールちえちゃん♡
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日時:12月7日(金) 19:30 start
場所:Natural Life Village
   京都市左京区一乗寺築田町95 第一メゾン白川2F
   TEL:075-712-3372
料金:1,500円
出演:
岩下洋平(シタール)http://yooheyy0728.blog.fc2.com/
松本こうすけ(タブラ)http://tablacosuke.blog51.fc2.com/

すずきなお(ヴォーカル)http://n-dhrupad.blogspot.jp/
カネコテツヤ(パカーワジ)http://pakhawaj.blogspot.jp/

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ナーダヨガ(音のヨガ)を根底に持つ、瞑想的なインド古典音楽「ドゥルパド」。
イスラム文化の影響を受けた、華麗でより自由な現代的なインド古典音楽「カヤール」。

声を楽器のように自在に操る瞑想的なヴォーカルと、深みと迫力のある重低音が響く両面太鼓パカーワジ。
20弦の華やかな倍音が共鳴する弦楽器シタールと、2つの太鼓の多彩な音色を刻む打楽器タブラ。

4人による即興的に繰り広げられる音マンダラの世界。

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12月最初のイベントこれー!

わ~ 久しぶりのブログが宣伝になっちゃった… ごめんなさい。
神戸でね、インドの女神さまと一緒に過ごせるらしいですよ♪

わたしはね、そんな女神さまをお呼びするために、いっぱい心を籠めて歌おうと思います。
バラターナティヤムのルクミニーナオコさんのダンスもありますよ。初めてなのでとっても楽しみ♪




<<インドの女神達が集う1日>>
歌に!踊りに!アートに!心ゆくまで女神と共に宴をお楽しみください。

2012年12月2日(日)
午前の部:10時30分~12時30分 アート表現ワークショップ(森すみれ)
午後の部:14時~16時30分
     14時~15時   インド古典音楽による女神の歌
     15時20分~16時 インド舞踊バラタナーティヤムに
              よる女神のダンス 
     16時~      女神様への献花 全員でバジャン
     16時30分終了

参加費:前売 1日6,000円/午前又は午後のみ3,500円(午前の部の定員:20名)
    当日 午後のみ 4,500円

会 場:四宮神社会館(神戸市中央区中山手通5丁目2−13)

午前の部では
アート表現を通してあなたの中の女神性を探索していきます。メディテーション、ムーブメント、アート、声などの表現から、誰の中にでもある女神の持つパワーを引き出していきます。
また、ワークを通して感覚を開いていきますので、午後からの歌と舞踊の体験がより深く味わえるかと思います。

*制作にあたっては、どなたでも取り組め、表現できる方法を提供致しますので、アート表現が苦手と思ってらっしゃる方でも、楽しんでご参加いただけます。


午後の部は
インドの女神様の歌の数々をすずきなおさんにご紹介いただきます。インドにはたくさんの女神様がいらっしゃいます。美しいだけでなくときには勇ましく力強い女神達、その優しくパワフルなエネルギーをなおさんの歌声から感じて下さい。

そして、ルクミニナオコさんに、バラタナーティアムダンスを踊っていただきます。
もともとヒンドゥー教寺院で巫女が供物として捧げていた踊りが起源といわれています。ナオコさんの踊りと共に女神様がその場に降り立って下さるのを感じていただければと思います。


最後に、参加者全員で女神への感謝と祝福の歌をうたを捧げます。

インドの女神達の持つ輝き、愛、強さをご自身の中に取り込んで、
あなたの中の女神にも感謝と祝福を送りましょう。


<出演者プロフィール>

すずきなお(北インド古典音楽ドゥルパド声楽)
幼少の頃より仏教に慣れ親しんで育ち2005年初渡印。
以後聖地ベナレスにてヒンディー語、サンスクリット語を学ぶ。
2006年北インド最古の古典音楽ドゥルパド声楽家Pt. Ritwik Sanyalの歌に感銘を受け、2008年より師事。
現在は仏教とドゥルパドをライフワークとし、インドと日本を往復している。

カネコテツヤ(両面太鼓パカーワジ奏者)
2000年よりPt.シュリカント・ミシュラ(トゥーン・マハラジ)に師事。
インド・ベナレスで毎年開催するドゥルパド音楽最大級イベント、ドゥルパドメーラに02年より毎年レギュラー出演する。
04年、第29回ドゥルパドメーラにてゴールドメダルを受賞。インド各地で若手から巨匠まで数多くのミュージシャンと共演する。

ルクミニナオコ(バラタナーティヤムダンサー)
98年より学び始め、99年K.P.ヤショーダ氏に師事。02年よりパドマブーシャンを授与されたV.P.ダナンジャヤン氏の舞踊学校バラタカランジャリ へ留学。現在、渡印を重ねながら研鑽を積んでいる。またソロ公演や他ジャンルのアーティストとの共演、ダンスクラス、奉納など、インド舞踊の魅力を伝える 活動にも力を注いでいる。

森すみれ(アーツ表現セラピスト/エナジーセラピスト)
98年より子どもや大人の自由創作スペース「ミューズハウス」を始める。その後も様々な場での研究を重ね、07年アーツコミュニケーションラボを設立しアーツセラピーの発展に力を注いでいる。翌08年には、インド音楽と出会い、その要素をアーツセラピーのなかに取り入れたワークや、インド音楽演奏家とのコラボレーションのワークショップ等も行っている。

お申し込み・お問い合わせ:アーツコミュニケーションラ
メール:megami@a-c-lab.com/TeL&Fax 078−361-0128/携帯:09085308518

2012/11/01

10月もいっぱいドゥルパドでした

とっても充実したひと月でした。

ちょっと疲れも出たようで、昨日今日はどちらかというと引き籠り状態です、ぷぷ。
できるだけ喉を使わないように、ひっそりひっそり目を閉じて生きてます。

心も体も、毎日毎日変化していてね、一度だって同じ状態がないわけで、そうするとドゥルパドなんだけど、毎回毎回別のものを歌っているような、不思議な気分なのです。


道を照らすグルに再会するみたいに、

形のない神様に会いにいくみたいに、

愛する人をひたすら求めるみたいに、

少しずつ音に想いを乗せて、どんどんどんどん高く昇ってゆくの。

最初は新しい土地と空気を観察して、足場が悪くないか確認、一歩一歩。

慣れてきたので少し駆け足、飛んだり跳ねたりする余裕も出てきたりする。

最後はもう行ってしまえーーって、会えるか会えないかわからない存在目掛けて走る走る…。

でも結局、最後に何が待ってるかは誰も知らない。歌い手も聴き手も、みーんな違う生き物だから。

誰も知らなくていいし、みんなも何を見たかなんて語らなくていい。心の中で、じっと自分を味わう。


かと思ったら、何にも見えない霧みたいな中をずっと歩いていたりする。

ドゥルパドって、なんだろね。


場所、その場の空気、向き合う人、そばに居る人、いろんなものに影響を受けながら、毎回求める存在は違うのだけど、文字にすると違うだけで、きっとほんとはみんな一緒。

なんだけど、なおはまだそれに気づけてないんだな~。
成長しないな~、おバカで。
どんくさすぎて、せっかく炊いたお米とかもひっくりかえしちゃうような小娘やから… あーあ。

インドまであと45日。11月4日の後は少し休憩して、12月ちらりと歌ったら出発だーー。
きっとまた、新しいことが起こる。期待しなくたって何かが起こる。
同じ状態なんて続かないから、今日も無思考、無意識の意識化しなきゃ。

あ~写真だけにしようと思ったのに、こんなことに笑。 
↓なんか全然風景とか自分で撮ってなくて、もらった写真ばかりでごめんさい…。

10月19日 錦海からガンジスへ 岡山@錦海寮

byぱるちゃん

今年はうれしいうれしいアステアステにも出ました。ありがとう~。

by田村怜子ちゃん
東京はこんな素敵なところ。10月27日 渋谷@リエゾンのオーナー周宝さん、素敵な方♪



歌ったのこんなとこ、バックの窓の絵がめちゃくちゃかわいい…。

by 田村怜子ちゃん

11月も、がむばろ。みんな、出会えてよかった。ありがとう。
11月4日は民族楽器コイズミさんでドゥルパドよ。
体調整えてゆくから、みんな来てね。ひひ。



2012/10/24

わらばのこと…

岡山は、ほんと楽しかったのです。

ワークショップも、みんなが持ち寄ってくれた美味しいご飯も、ライブ会場になった錦海寮とオーナーのたつやくんあやちゃん、来てくれたみんな、企画してくれたけんしんくん・ぱるちゃんも、みんな素敵。本当に気持ちのいい時間でした。ありがとう、ありがとう。


ただ一つだけ書いておきたいのは、なおはわらばのことが忘れられない!ということ…。

わらばとはね、けんしんくん・ぱるちゃんのおうちで会いました。
ワークショップの後、ご飯を食べてのんびりしたところで、
パカーワジさんとBihagのDhamarを歌っていました。

その場の空気と音が気持ち良くて、幸福でいっぱいになっていたら、
遠くの方から小さな小さな足音がタタタタタッ!

振り返るとわらばの顔はすでになおの10cmのところまで迫っていて、
あとはもうバサッ、ドーン…!

わらばはその後すぐに走り去ってしまったけど、なおはうれしくて恥ずかしくて、文字通り言葉を失ってしまいました。

それで結局、夜はあなたの夢まで見てしまいました。
29年生きてきて、押し倒されたのは生れて初めてです
わらばのこと、絶対忘れられないよ…。


みんなに自慢したい、そんなわらばとの恋のお話でした。

けんしんくんを見つめるわらば

ありがとう、おやすみ。


2012/10/21

10月27日(土) 渋谷でドゥルパド歌うよ、来てね。

東京で初めてドゥルパド、歌います。
たくさんの方に来てほしいな。懐かしいお友達にも、会えたらいいなあ。

魂込めて、お歌届けます…。

パカーワジソロも予定しています。カネコテツヤさんのパカーワジソロ、必聴です…。
あの地面を這うような音に、みんなきっとびっくりしちゃうやろなぁ ふふふ。

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「A journey of...  ~ドゥルパド声楽と両面太鼓パカーワジ~」

日時: 10月27日 (土)  OPEN 18:30 / STAR 19:30
料金: 2,500円+1drink
場所: LIAISON CAFE@渋谷 (カフェリエゾン) 
住所: 渋谷区宇田川町10-1 パークビル4F
予約: メール contact@liaison-cafe.com / 電話 03-6416-1635 まで
     ★事前にご予約いただいた方には特典付き。
お店HP: http://www.liaison-cafe.com/?p=2437

この日は特別にインド系の料理を用意してくださるそう。うれしいな♪




2012/10/13

11月4日(日) ドゥルパドライブ@民族楽器コイズミ

ドゥルパド単独でのライブが決定しました~。
名古屋から日本で唯一の両面太鼓パカーワジ奏者カネコテツヤさんをお迎えしての本格ドゥルパドです。

ドゥルパドはですね、通常このパカーワジと演奏されます。
タブラの音もとっても好きやし、今後もたくさんの方に叩いてもらえるように歌いたい!と思っていますが、ドゥルパドにはパカーワジが合う、というのはほんとのトコロ。

これはもう、ドゥルパド演奏者の本能とかそういう類に近いものだと思う。


最近あるライブ・ワークショップで、ドゥルパドのアーラープはお産みたいだと言う素敵なママに出会いました。3人のお子さんを自宅で出産されたそうなのだけど、「あれ~、ドゥルパドって何かに似てる、似てる…」と思いながら聴き、ワークショップ中のいろんな言葉で思い出したのだそう。

彼女は、「お産を通して女性は何度でも生まれ変わることができる、破壊と誕生が同じところにあること、身をもって体験できる。」と教えてくれたのだけど、「なおさんは歌を通してそういう体験をしてるのでは?」と。

私はもちろん出産を体験したことはないけど、「生まれ変わる、何かが消えた(真っ白になった)後に新しいものが生まれる」という歌っているときの感覚が、彼女の言うお産にぴったりで驚いた…。

私は、ドゥルパドの中に人生のいろんな粒が詰まってるって思ってるのやけど、こういう言葉をいただくと、魂を籠めてドゥルパドを歌うことの大きな大きな意味がちゃーんとあって、人生そのものだとまた思わされたりする。

そんなドゥルパド!(←ん、どんな笑?!)、今回は声と太鼓、生音で聴いていただける数少ない機会です、是非遊びにきてくださいね~♪

by なかやまちえ

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【ドゥルパド ~北インド古典声楽×両面太鼓パカーワジ】

音、リズム、静寂… インドに古くから残る古典音楽「ドゥルパド」の世界が作り出す、穏やかだけどスリリングな時間。

この日は一組なので、のんびりたっぷりドゥルパドを味わってください♪

音響を使わず演奏する予定です。 純粋な楽器としての声と、パカーワジの優しくて力強い音、生で体感してください♪


【日時】11月4日(日) OPEN 15:30/ START 16:00
【会場】民族楽器コイズミ
〒604-8091 京都市中京区寺町御池下がる 518番地 
TEL:075-231-3052
【料金】2,000円
※人数に限りがあるため、事前にご予約ください。
【予約】dhrupad@live.jp/080-3802-3159 (すずきなお) 
    info@koizumigakki.com/075-231-3052 (民族楽器コイズミ)

【出演者プロフィール】
<すずきなお(ドゥルパド声楽家)>
http://n-dhrupad.blogspot.jp/

幼少の頃より仏教に慣れ親しんで育ち'05年初渡印。
'06年北インド最古の古典音楽ドゥルパド声楽家Pt. Ritwik Sanyalの歌に感銘を受け'08年より師事し、インドと日本を往復している。
   
<カネコテツヤ(両面太鼓パカーワジ奏者)> 
http://pakhawaj.blogspot.jp/


Pt.シュリカント・ミシュラ(トゥーン・マハラジ)に師事。
インド・ベナレスで毎年開催されるドゥルパド音楽最大級イベント、ドゥルパドメーラに’02年よりレギュラー出演。
'04年ドゥルパドメーラにてゴールドメダル受賞。インド各地で若手から巨匠まで数多くのミュージシャンと共演する。

毎日インドインドしてます。

9月の後半から10月の前半。怒涛のインドインド生活で、すっかりブログの存在を記憶から抹消しておりました…。

あんなこともこんなこともあったのだけど、絶対絶対忘れられないのはサロード奏者のスティーブ・オダさんと過ごした4日間。彼の音に触れて、彼の空気を感じて笑顔に癒されて… 

幸せすぎる日々でした。

音楽仲間のみんなのおかげで、9月30日・10月2日は同じステージで厚かましくも歌わせていただいたのです。ふと顔を上げると彼の笑顔があって、また深い音の旅に向かうことができた。

そんな日のみーんな。最高の仲間、いつまでも大先輩。

9月30日サロード祭り@京都永運院

お買いものしたりもして、こんな普通の感じがまたたまらなくうれしかったりして。
スティーブさんの靴を探しにきたけど、結局私しか買い物しなかったというありがちな感じ…。

京都の若者の町にスティーブさん!

私名古屋にも連れてってもらってさ。
スティーブさんにもう一回会いたいなあ、はあ…。
真っ白な人なんやもん、心も音も、優しさでいっぱい。あんな人になりたかった…(←過去形笑!)


そしてやっぱりみーんなで。
あ~なんか、好きすぎるなこの人たち。
それにしても、麦ちゃんの隣立つとなおは小さいね。ミニチュアかもね、ぷぅ。



スティーブさんとお別れしたと思ったら今度は木津。
米蔵を改築したとても素敵な空間。ワークショップもあったけど、つい頑張りすぎてしまうクセ、どうにかしたいなあ…。



と思ったら今度は神戸。インディア・メーラ~!最高に楽しかった。踊りまくってしまった…。
だって、ボリウッドは危険ですってば。


でもちゃんとまじめに歌いました、ていうか大真面目。
パカーワジカネコテツヤさんも来てくれて、やっぱりドゥルパド。気持ちよかったな~。いつもいつになく楽しいのです。

まじめに伴奏もしました。大好きなメンバー「Sharanagati」で、閉会式でお披露目。
ともやんのタブラがすごすぎて、びっくりしちゃって私もノリノリなってしもた…。最高!





寒くてなんかおかしな感じになってきたところの1枚。
なのになぜか愛を感じるヴァイオリン進ちゃんの力作。
けどなんか私、怖い…。タンプーラと会話中です。




さ、10月まだまだ歌います。
岡山行ったり、いよいよアステアステだってやってくるし、東京行ったり愛知行ったり… 
楽しみだな~。最近美味しいパンとお米の食べ過ぎが気になるけど、やっぱりモリモリ食べてあったかいカッコして、しっかり歌わねばー!!

残りはドゥルパド三昧です。やっぱりこれがないと、キラキラ半減。
ドゥルパドに生かされ笑顔をもらい、ドゥルパドがあるからこそ泣いちゃったりもする。
人生そのものです。










2012/09/27

9月30日サロード祭り@永運院

**ライブのお知らせ**

とっても急なのですが、今週日曜日素晴らしいコンサートあります。
SteveOda氏の来日を記念し、日本各地でツアーをされるのだそう。

初めて聴いたとき、音があまりに美しくて流れるようで、涙出たのを思い出しました…。

京都だけは、わたしもドゥルパド歌わせていただくことになりました。

この日はしかーも、スティーブさんの伴奏はパカーワジのカネコテツヤさんです。
サロードとパカーワジの相性って、めちゃくちゃいいのですよ~。ドゥルパドのターラ(リズム)で演奏してくださるのだとか。というか、わたしの為??と思って聴こうと思っています(笑)。

スティーブさんと同じステージで歌えるなんて、本当にうれしいな♪

こんなお方。ああ、素敵。



【9月30日(日) サロード祭り~Maestro Ali Akbar Khan memorial concert~】

サロードの巨匠アリアクバル・カーンとバハドゥル・カーンの魂を受け継ぐ
現代サロード奏者3人によるインド古典音楽コンサート。

サロード奏者3人を各地の豪華なアカンパニストが盛り上げてくれます。

サロード万歳!

【会場】 金戒光明寺 永運院(京都市左京区黒谷町33)
【時間】 開場/14:30  開演/15:00
【料金】 前売り 2500円 当日3000円
      ※子供、80歳以上、中学生は無料、高校生は半額
【ご予約・お問い合わせ】
カーンマーンARTS 
TEL 080-3117-4098 
E-mail: ujp369@gmail.com

【出演者】
スティーブ・オダ Steve oda (サロード奏者)
カナダ生まれの日系3世。7才からジャズギターを学ぶ。'71年ウスタッド・アーシシ・カーンに師事。'73 年からアーシシの父であり伝説的な音楽家ウスタッド・アリアクバル・カーンに師事。'98 年より2年間アリアクバル音楽大学のエグゼクティブ・プロデューサーとして勤務。繊細で叙情的なサロードは世界中の音楽ファンを魅了している。サンラファエル在住。
http://steveoda.com/

サガール SAGAR (サロード奏者)
10代の頃ギターを弾き始め、Jazz音楽理理論等を学ぶ。20歳の頃に渡印しシタール、タブラに触れた後、2002年にサロードを始めた。現在パンディット・テジェンドラ・ナラヤンに師事し、セニアマイハールスタイルのサロードを継承している。http://blog.livedoor.jp/sarodyasu/

平川麦 Baku Hirakawa (サロード奏者)
03年よりコルカタでサロードを始める。05年よりパンディット・テジェンドラ・ナラヤンに師事する。現在、北インド古典音楽の演奏はもちろん、サロード、そして自身の音楽の鍛錬、発展、進化、ジャンル化を模索しつつ、様々なアーティストとのライブ、セッションワークに参加し活動している。
 
ヴォーカル:すずきなお
伴奏:
  カネコテツヤ/パカーワジ
  室優哉/タブラ
  松本こうすけ/タブラ

こんなん好き2、あとやっぱりドゥルパド

前回の「こんなん好き」の投稿は密かに人気なページだったので第2弾。
インドの声楽てどんななの?という方にぜひ見ていただきたーい。

現代のカヤールなら迷わずこの方。もう最高。
Pt. Ulhas Kashalkar(ウルハス・カシャルカール)さん。

昔絶対王子さまやった(に違いない)。今はちょっと魔法使いぽい。
手の動きとか、たぶん魔法かけてる途中と思う。

タブラは仲良し(たぶん)のSuresh Talwalkar(スレーシュ・タルワルカール)さん。一緒に歌ってる~めちゃ楽しいタブラ♪この方のソロも今年聞いたけど、びっくりした。なかなかヴァラナシでは聴く機会ないから。


またまだ載せたいUlhasさん。ちょっと音悪いけど、Raga Lalita Gauri、好きなので。
最後10分過ぎた辺りとか、生で聴いてたらちょっとわたしやばいと思う。
Part2もあるよ、Raga Basant Kedar。暇な方そっちも聴いてみてね、かっこよいよー。


そして結局ドゥルパド。Raga Malkauns。
Uday Bhawalkarさんは、Jhalaからパカーワジと一緒に歌うのがお好き。これがめちゃかっこいいのー。
今すぐにでも盗みたいけどできそうにない。Jhala、2段階聴けます。


次はWasifuddin Dagarさん。Raga Todi。この方、もちろん全部素晴らしいけど、歌唱法においても精神的にもAlapは特に盗みたいところだらけ…。Jhalaに関して言えば、どうせ真似すらできないのでもう聴くだけでいい。

だめ、もう眠くなってきた。


これくらいにしておこう。
といいつつ…、最後はボリウッド。だけど歌っているのはRashid Khanさーはぶなのです。
この映画大好き、「Jab we met」。DVD持ってない方はyoutubeで全編見れちゃうよー。


この映画ですっぴんのカリーナを見て、突然彼女を好きになりました。
Shahidとまだ付き合っていた頃なのでラヴラブ感満載の映画。
そんなゴシップ、別にいらないよね…笑。

おやすみなさい。

2012/09/20

素敵なお誕生日

9月16日はオリッシーダンサー茶谷裕三子さんのおうち、新月お誕生日ライブで歌ってきました。


あんな風に調和の取れた空間、久々!! 
一番深く残っている印象。


そこにいるすべての人に対してそれぞれが心穏やかに、思いやりでいっぱい。

茶谷さんのお人柄あってこそ、ほんとにそう思いました。

尼崎にある穀菜食堂なばなさんの薬膳おにぎりは、ライブ前から狙っていたけど結局3つも食べて
しまった…。

みんなの笑顔に包まれて、この日は眠りにつくまでわたしの心もたっぷり平穏。

** शान्ति **

これがずっと続くように、日々修行しているはずなのに、すぐ忘れてしまう… あかんねえ。


それから、この日は久しぶりにマイクを通さず生で歌ったもので、解放感がたまらんかったー。 

当たり前に聞こえるかもしれないけど、喉を楽器にしていると、何をしててもどんな時でも、ある種の恐れというものが24時間ついてくる。一時は夢に見るくらいだったからきっと寝てるときも。

でもそれを苦と感じる時期は、もう過ぎました。
今はそれを意識して生活することが当たり前だし、そんなことより気持ちよく歌って、それを届けることの喜びの方がずっとずっと大切。

そんなわけで、体調によってはマイクを必要としてしまうこともあるけど、
知らないところで無理をしていたようです。

マイクを気にする必要がない、物理的肉体的メリットから来る精神的な解放感、心の安定。
これにはもう喜びしかなかった…。

そして声は心配をよそに、ちゃーんとあなたに届いてゆく。

心と体はこんなにもつながっているということ、改めて体感しなんだか反省。
一度完全に解放されたら、alapに必要なのは時間ではないということも。


そしてそんなアーラープ三昧からこそ、気づくこと大事なことが多すぎる…。
気づくことでやっと、平穏な心に戻れる。

毎日どれだけ自分を傷つけ、知らないふりをしてるか。
わたしは大丈夫ってふりをするせいですでに自分に嘘ついてるから、どれだけ人を傷つけているかも全然見えない。

気づいてもどうすることもできない自分の弱さとか強烈なまでのエゴとか。

見せつけられる…

2012年、今年はとにかく強烈な一年になるってこと、やっと覚悟できた…と思う。
そして周りにもそんな人がたくさんいるってこと、またこの数日で実体験中。
大切な人たちのために、自分の時間を割いても少しでも役に立ちたい、心からそう思ってる。

辛いことなんかやめればいいのに、って単純に思うけど、なかなかそんな簡単にいかないもの。みーんなに当てはまることと思うよ。辛いってだけではやめることができない、いろーんな理由がきっとそこにあるよね。愛とかさ。ぷぷ。


さ、どんどん話がそれるのでこれくらいにしておこ。


呼んでいただいた茶谷さん、ありがとうございました。なおはほんとに幸せ者です。
そしていつも無理ばかり聞いてくれるタブラ奏者のばやんさん。
今回のドゥルパド・ターラも、完璧ですね。頼りにしています。またお願いします。ありがとうございました。


そしていよいよ日曜日はこれです!!!
「インドの音楽と舞踊」

う~楽しみ♪♪ すずきなお×カネコテツヤでドゥルパド、そして全曲生演奏によるオリッシーダンス、伴奏。体を通して魂に、響いたらいいなあ~。

みなさん、ぜひお越しください。





2012/09/13

萬福寺さんとか名古屋とか

ちょっとばかし旅に出ておりました。
京都の萬福寺さんに始まり、今月も名古屋へ。

トゥーンジー追悼コンサートは最高の終焉を迎えました。みんな最高。
一生忘れられない1日になりました。心が一つになるって、ああいうこと。

お客さんもたくさん来てくれて、本当にうれしかったです。ありがとう、ありがとう。

関わってくれたみんなに支えられていることを強く感じ、ずっと支えていきたいと思いました。
みんなのこと、グルのこと、スラワニジーのこと、大切な人のこと。

ステージ
この日、ステージはサロード奏者Sagarさんが用意してくれた素敵な花器なども使って、植村美文ちゃんが頑張ってくれました。私のタンプーラまで弾いてくれて。愛を感じた。美文ちゃんは、これからドゥルパドの道に入ろうとしています。数少ない同志として、ずっとずっと応援していきたいと思う。

わたしは一番最初に演奏させてもらいました。トゥーンさんが喜んでくれた歌を、てつさんのパカーワジと歌う。地面の下から突き上げてくるような、深い縁を感じます。

今わたしたちの演奏で使用しているパカーワジは、5月15日トゥンさんの命日にヴァラナシからはるばるわたしの手元に届いたものです。風に乗ってわざわざこの日にやってきた、今もそう思っています。

カネコテツヤ パカーワジソロ

てつさんのソロ、ラハラはシタール奏者の南澤靖浩さん。普段はメロディ奏者として私たちを力強く引っ張ってくれる大先輩。この日はてつさんのラハラ(打楽器ソロの伴奏)に徹してくださいました。

素晴らしかった。というか言葉はいらない。こんなパカーワジ奏者、もうどこにもいないのです。

スラワニ・ビスワス×カネコテツヤ

最後はスラワニジー。Raga Bageshree、Jhaptaal, Teentaal, Sooltaalの演奏でした。美しすぎました。トゥーンさんへの愛で溢れていた。この2人こそ、トゥーンさんの、トゥーンさんの人生の最高の理解者。見ているだけで幸せいっぱいになる写真です。

最後のSooltaalはドゥルパドのターラ。スラワニジーが、トゥーンさんの為にチョイスされました。
めちゃくちゃかっこよかった…。

2人の相性は最高でした。当然のことですね。

無事にこのコンサートを終えれたこと、本当に夢のよう。
今日はね、のーんびり過ごしています。いろんな人のこと、想っています。
本当に、ありがとうございました。

こんな素晴らしい場所に呼んでもらった私は、ほんとに幸せものです。



インドへの渡印は12月上旬の予定なので、まだまだ今シーズンドゥルパド歌います。
毎回反省が絶えないのだけど、体調整え自分に厳しく歩いて行こうと思います。




最後はこれ。萬福寺さんから名古屋に戻り、味噌煮込みうどん待ち中の麦さん、カメラ目線でニヤリ…。


2012/09/05

9月28日(金) ドゥルパドボイスワークショップ in 京都

京都でのボイスワークショップ決定しました。

金曜日の夜です。お仕事終わりの方も間に合うといいのやけど…。

みんなで声を出すのってほんとに気持ちのいいこと。
一度体験してみてくださいね。

きっと新しい何かが見つかりますよ♪

会場はパタンジャリさん・ギャーナさん宅です。カレー付きなんやって!
わーい、楽しみー♡



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【日時】 9月28日(金) 開場/18:00 ワークショップ/18:30~20:30

【場所】 京都府(OSHO info PATANJALI 京都市左京区一乗寺葉山町2番地) 
      地図はこちら 

【最寄り駅】 叡山電鉄 修学院 (徒歩15分)
        京都市営バス 一乗寺清水町(徒歩10分)
         〃    修学院道(徒歩10分)
        京都市営地下鉄烏丸線 松ヶ崎(タクシー5~7分 徒歩30分)

【会費】 2,000円 (インドカレー付き) 
     ※必要な方はメモ用紙・ペンなどご用意ください。

【予約】 電話:090-7752-3667(パタンジャリ)/090-6915-6587(ギャーナ)
             メール:dhrupad@live.jp (すずきなお)

【ワークショップについて】

ナーダ・ヨーガ(音のヨーガ)に根差した北インド古典音楽「ドゥルパド」の
歌唱法・練習法を通して、新しい自分の声に出会いませんか?

このワークショップでは、自らの中に確かな音感を確立する練習法、
身体の芯から声を出す方法、そして単純に声を出すことの喜びを、
歌うことを通して学んでいきます。

ドゥルパドのシンプルなボイスワークを身に着けることで、
ジャンルや旋律に関係なくきっと明らかな変化を感じることができるでしょう。

今回はごくごくシンプルなエクササイズを実践する予定なので、
これまでにインド音楽を学んだことのある方もない方も、是非ご参加ください。

心の底からおもいきり声を出し、何より自分の声を楽しんでください♪


幼少の頃より仏教に慣れ親しんで育ち2005年初渡印。
以後聖地ベナレスにてヒンディー語、サンスクリット語を学ぶ。
2006年北インド最古の古典音楽ドゥルパド声楽家Pt. Ritwik Sanyalの歌に感銘を受け、2008年より師事。
現在は仏教とドゥルパドをライフワークとし、インドと日本を往復している。
 

2012/09/03

のんびり始まりました。

変化の多い毎日が続いて、布たちにほぼノータッチでなんと4か月…。

今年はのんびりスタートしました。 小さいのからちくちくしています。

キレイ…。

オリッサの絣は、世界の絣の中でもやっぱりナンバル1と思う今日この頃。


写真の子たちは、9月16日のオリッシーダンサー茶谷裕三子さん宅のお誕生日コンサートで販売予定ですよ~。他にもバッグ類ほんの少しだけ詰めて行きます。

気に入った柄があっても違う形のものが欲しい~ってことが多々あるので、そんなときはオーダー受けてます。


この日は、わたしのマントラとドゥルパドで茶谷さんが即興で踊る予定です。

先日一度合わせてみてびっくり。

その場で生れてはなくなっていくものって、素晴らしいなあ。


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【日時】9月16日(日) 午後6:00~
【料金】予約 2,000円 当日 2,500円(お茶とお菓子つき)
【予約】TEL 080-5208-4756 / メール odissi@hananomiya.jp
【場所】大阪市阿倍野区北畠1-1-48
    art♡Healing Gallery 花の宮 (WEB: http://hananomiya.jp)
【出演】
舞踊  花の宮裕三子
ドゥルパド声楽 すずきなお
タブラ 藤澤ばやん

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2012/09/02

こうゆうの好き、あとドゥルパドいろいろ。

今日、ドゥルパド・ダルバンガ流派のPrem Kumar Mallickさんの娘がカヤール声楽家って知りました。
すごいファンになってしまったのでご紹介。ダルバンガ流派の13代目にあたるそう。



声かっこいいなあ。男前な感じ、めちゃ好き。生聴きたい。あと顔も好き、たぶんタイプ。

ダルバンガの面白い要素たっぷり。

ちなみにハルモニウムは始終自慢げなPrem Kumarパパご本人、タブラはお兄さん(弟?)でドゥルパド声楽家のPrashantさんという濃すぎる動画。

私の属するダーガル流派では、グルはもちろんバンディシュくれるけど、パカーワジとの協奏部分に関してどう歌うか、一切教えない。わたしのグルだけかな?でもこれはもうそういうものなのです。

かわってこのダルバンガは、とにかくティハイが面白い。ド派手。緻密に計算がされていて、その彩り豊かなところは大きな特徴の一つと思う。ちゃんと教わってるんだかまねてるんだか、そのへんはわかんない。

うまく説明できない、誰か助けて…

なので、ダーガルだけがドゥルパドだと思ってたら、きっとみんなドゥルパド・メーラに来てびっくりしちゃうと思う。あれもこれもドゥルパド?!と驚きの連続なわけです。

そんなPrem Kumarさんこちら。 Alap, Jor, Jhala はこんな感じ。
最初は、え…これもドゥルパドなの?だったのが、毎年メーラで聴けば聴くほどおもしろく感じる。
笑顔が止まらなくて身体が単純に楽しみたい!って言い出す。


そしてバンディシュに入るとこんな感じ。
続きがないので別の。こちらSooltaal、10拍子。


パカーワジは、Pt.シュリカント・ミシュラジー、カネコテツヤさんのグルさま。見えてないけど実は右側カネコさんも。ちなみにお昼ではなく、朝日の頃。生で聴いたこの演奏、楽しかったなあ…。眠すぎたけど。

こっちはお父さまのPt.Vidur Mallickジーとお兄さんのRam Kumar Mallickジーとのやつ。


娘がカヤールなのは、ダルバンガの伝統として男性が歌うものっていうのがあるからなのかな、と思う。本当のところはわからないけど、なんとなくドゥルパドは男性が歌うのがとてもしっくりくる、特にダルバンガ。ダーガルは、女性もちらほらいる。

でも彼女がこんなに素晴らしい歌い手なのは、お父さまのお力かな。
と思っていろいろ見てたら、Prem Kumarさんカヤール歌ってるの発見。
そろそろしつこいと思うので、興味のある方だけどーぞ(笑)。



濃いなあ、とにかく濃い…。生で聴きたい方は是非ドゥルパド・メーラへ。
来年シヴァ・ラトゥリーは3月10日なので、その前後4日間くらいがメーラになるはずです。

濃すぎたのでダーガルで締め。
今日はなんとなくこれ。Uday BhawalkarジーのDhamarとかいろいろ。


ジョンプリとか、デーシュカールとブープの違いとか歌ってます、わたしの王子。

動画たくさん載せたので、暇なときに聴いてね。おやすみ。

2012/08/20

9月11日 トゥーン・マハラージを偲ぶ@スペースジー 名古屋

9月11日、また名古屋におじゃまします。
こんな機会に恵まれ、歌わせてもらえることを本当に光栄に思う。

きっとみーんなが幸せな幸せな夜になります。
てつさんのブログを読んでみてくださいね。
大切な夜は、いろんな方のいろんな想いや縁でできあがっています。素晴らしいなあ。
http://pakhawaj.blogspot.jp/2012/08/blog-post_19.html


私が初めて生で聴いたインド古典音楽は、実はスラワニジーのシタール。そして最初のカタックダンスは、同じ場所で踊っていたその娘のシュルティー・ビスワスさん。
まさか同じステージで歌う日が来るなんて、あの時は考えてもいなかった。
人生って…。

そしてその機会を与えてくれた絶対の人。
輝くような言葉を、私にもたくさんたくさん残してくれた…。
忘れられない大事なことばかり。歌うこと、生きることってわたしにとってはきっと同じだけど、
そのどちらにも響く言葉ばかりだった。
入院中の大変なときも、うれしそうに私の歌を聴いてくれたトゥンジー。
愛おしい時間を共に持てたこと、とてもうれしく思う。

彼と、関わるすべての人の為に、心を籠めて歌おう。わたしにできる、最高のことをしたい。


巨匠シュリカント・ミシュラ追悼コンサートの情報です。

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9/11(火)@スペースजीジー



「トゥーン・マハラージを偲ぶ」
~巨匠シュリカント・ミシュラ追悼コンサート~


Pt. Shrikant Mishra (Toon Maharaj)聖地バラナシで育ち、サンカトモーチャン寺院の主、故パンディット・アマルナート・ミシュラに幼少の頃より師事。北インド古典音楽の中でナーダヨガ(音のヨガ)としての要素を色濃く残すドゥルパドスタイルで使用されるパカーワジの巨匠。その天才的な才能によりインド音楽界の多くの著名な音楽家達と共演。世界中で演奏活動を果たした。



2012年5月15日他界


今回来日するシタール奏者スラワニ・ビスワスと娘のカタックダンサー、シュルティー・ビスワスにとって彼は偉大なグル(師匠)で、かけがえのない存在でした。
以前にシュリカントミシュラ氏と来日、演奏したご縁のあるスペースジーで、彼の弟子であるカネコテツヤと共にグルへ祈ります。

【場所】スペースジー 名古屋市千種区田代本通2-8
【時間】開場18:00/開演19:30
【料金】予約2500円/当日2800円
【予約】ビーナ・トレーディング TEL052-763-0826
アルファヴィル TEL052-764-2644
E-mail : info@alphaville.asia
【出演】
スラワニ・ビスワス (シタール)
Dr. Shravani Biswas (Sitar) 
シュルティー・ビスワス (カタックダンサー)
Shruti Biswas (Kathak)
すずきなお(ドゥルパド声楽)
Nao Suzuki (Dhrupad vocal)
カネコテツヤ (パカーワジ)
Kaneko Tetsuya (Pakhawaj) 
植村美文(タンプーラ)
Mihumi Uemura(Tampura)

ゲスト:南澤靖浩(ラハラ:パカーワジソロのシタール伴奏)
Guest:Yasuhiro Minamizawa (Sitar)

生け花:植村美文
カレー:しのぶや


【Shravani Biswas Japan Tour 2012 公式HP】 
 oto-inori.jimdo.com/

9月23日 インドの音楽と踊り @京都市国際交流会館

9月23日 インドの音楽と踊り Live Indian classical Music & Dance

わーい、少しずつ迫ってきて今めちゃくちゃ幸せ…。
1日でドゥルパド・カヤール・全曲生演奏のオリッシーダンス、三種三様のインドを体感してください。
オリッシーダンスを全4曲生演奏で見れるのは、今おそらくここしかありません。

伴奏は、声楽や楽器などそれぞれに渡印を繰り返し北インド古典音楽の修行に励み、ソロでの演奏活動をしているメンバーです。
そんな仲間で去年から少しずつ曲目を増やしながらここまで来ました。

3部構成のスペシャルな一日。
カネコテツヤさんとのドゥルパドも歌います。一日にどちらも歌えるなんて、本当にうれしい。
みなさん是非来てくださいね♪♪


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【日時】 2012年9月23日(日曜日)
【時間】 開場13時30分 開演14時
【料金】 前売 2500円 当日 3000円
【場所】 京都市国際交流会館 イベントホール
     京都府京都市左京区粟田口鳥居町2-1
     TEL075-752-3010
【アクセス】
地下鉄東西線 蹴上駅下車 徒歩約6分  
市バス5 京都会館美術館前下車 徒歩約10分        
http://www.kcif.or.jp/jp/access/

【予約】チケットのお申し込みはメールにてご予約お願いします。
◎E-mail oda_sachiko@yahoo.co.jp(村上)
◎E-mail kanuvenu1010@gmail.com(池田)
◎E-mail dhrupad@live.jp(nao)


◆北インド古典音楽Dhrupad ドゥルパドとKhayalカヤール◆

北インド古典音楽の中で最も古く、『ナーダ・ヨーガ』(音のヨーガ)として発展した瞑想的な様式ドゥルパド。ドゥルパドから発展し、イスラム音楽と融合したより華やかで大衆的な様式カヤール。今回は、二部構成で二つの異なる様式をご覧頂きます。

◆東インド古典舞踊Odissi オリッシー◆ 

東インド・オデッシャ州(旧オリッサ)に伝わる舞踊で、12~13世紀頃ヒンドゥー教の聖地プリーにあるジャガンナータ寺院で、マハリという神に仕える女性達の踊りでした。ヒンドゥー寺院に施された彫刻がまるで動き出したかのような躍動感あるポー ズや動作から“動く彫刻”と言われています。今回は、音源を一切使わず全曲生演奏でご覧頂きます。

≪プログラム≫
一部 Dhrupadドゥルパド
二部 Khayal カヤール
三部 Odissi オリッシー

≪演奏家≫
ヴァイオリン進ちゃんただ今出来上がり中…!!
''Odissi live music group Sharanagati''
ボーカル:すずきなお
バンスーリー:池田剛
タブラ:上坂朋也
シタール:中山智絵
ヴァイオリン:秦進一

≪オリッシーダンサー≫
''Odissi Dance Group Padminii Kulam''
Sachiko Murakami
Mariko Yoshikawa
Kayoko Yamamoto

≪スペシャルゲスト≫
カネコテツヤ:両面太鼓パカーワジ奏者(ドゥルパド伴奏)

名古屋や東京にも行ったりしました。

長いような短いようなドゥルパドの旅に出ておりました。

11日、京都のKitten Companyさんに始まり、奈良と名古屋を経て、実は東京にもこっそり行ってみました。何より。毎日キラキラしていました。


まずは京都キトゥンさん。当初はドゥルパドとカヤールの2部の予定したが、いつの間にか5部にまで増えてました。

1部のSagarさん×こうちゃんのカヤールに続き、パカーワジのカネコテツヤさんとドゥルパド。
いつもいつもだけど、本当に素晴らしい伴奏をしてくれる頼れるお方。ドゥルパドにおいて、もっと自分を磨かなければ…と毎度思わされます。


次はこうちゃんとバジャン歌いました。ふわっとした~。
大好きなミラ・バーイの一曲。



そしてこの2人、最高ですよ。また近いうちに京都で見れるはず。18日にラジオで2人の演奏が流れたのだけど、みんな聴いたかな~。



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翌日は、インドから来日されていたドゥルウパド声楽家のWasifuddin Dagarさんとパカーワジ奏者のMohanshyam Sharmaさんのお手伝いで奈良へ。
この日は同じ宿に宿泊させていただき、貴重な時間を過ごしました。

素晴らしい場所での最上級の演奏。


13日は、同じ2人が奈良の大仏の目の前で歌われたのですが、私たちは翌日に名古屋でのライブを控えていたので、午後には奈良をたちました。きっと素晴らしかっただろうな…。
でも悔いはないのです。
この日の朝、ワシフさんから強烈なドゥルパドの世界を十分に体感させてもらったから。
素晴らしいお方です。本物だと感じました。歌しかない。ドゥルパドしかない。彼のことを言うのだなあと、しばらく感動の渦から抜け出せませんでした。

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14、15日は名古屋のてつさんのお店アルファヴィルでライブとワークショップを企画していただきました。とても雰囲気のいい素敵なお店で、音の響きが独特でした。気持ちよかった。
てつさんのお顔が見えないけど、とにかく楽しかったのです。
前日のワシフさんの影響は自分が想像していた以上でした。


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名古屋でもじゃもじゃのとってもあったかそうな楠の木に出会いました。
かわいいでしょ。水に濡れて青々としていて、抱きしめたくなった。


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そんなこんなで、ワシフさんにどうしてもどうしても会いたくて、16日の夜は東京に行ってしまったのです。名古屋で出会った、インド声楽を勉強中の植村美文(みふみ)ちゃんと一緒に。滞在時間たったの2時間でしたが、久しぶりのうれしい方たちにたくさん出会え、もう一度ワシフさんたちにご挨拶ができてうれしかった。

美文ちゃんは、9月11日の名古屋スペースジーでのてつさんのグルジ、シュリカント・ミシュラ氏の追悼コンサートで歌う際、タンプーラを弾いてもらうことになっています。うれしいな。


そして18日は、名古屋で開催中だったインドフェアでとっても短いドゥルパド演奏で締めくくり。
新しい場所で歌えること、どんな場所であっても今のわたしには最高です。

今回誰よりもお世話になり、常に素晴らしい演奏をしてくれるカネコテツヤさん。
そして名古屋で出会えた新しい仲間。感謝でいっぱいです。

また会えるのを、楽しみにしています♪♪ 9月に行きますよー!!

2012/08/03

チベットの少年「オロ」見てきました

おやすみの前に。

今日は「オロ」くん見てきたのです。一人でも気軽に行ける京都みなみ会館。大きな映画館では見れないおもしろい映画たくさんやってるのだけど、「オロ」くんもここ。



オロくんのおかげで大好きなダラムサラに日本で会った気分です。2時間心は完全にチベットとダラムサラ。序盤からなんだか意味もなくうるうる…。

見慣れた景色。あの店オロくんの叔父さんのやったの?とか、わたしとえみちゃんが毎日歩いてた心臓破りの坂!とか。

オロくんの優しいハートがたまんない映画です。

最後のシーンのオロくんの「ありがとう」という一言、あれがチベット人の本当の心な気がして、頭が真っ白になった…。

チベットの雄大すぎる景色とか、そこで育まれる人間の分厚さとか、思い出したりして。

たくさんの人に見てほしいな。チベットの厳しい現実を伝えるだけじゃなく、チベットの血を引き継ぐ人たちの、美しい深い深い皺が刻まれたお顔。


6歳のとき雪山を越えてやってきたオロくん。家族と離れ、異国にやってきたオロくん。優しいオロくん。わたしなんかより断然歌が上手なオロくん。

最後のオロくんの歌、素晴らしいですよ。

み仏に会うために、またチベットに戻る。いつか、戻れる。

♪写真はShellyさんとトリウンド♪

映画「オロ」については現地のコーディネイターも務めた中原さんのブログを。
長年ダラムサラにお住まいのチベット建築家中原さん。チベットの現実を知るには今一番リアルな情報が見れるブログだと思います。



名古屋でライブとワークショップあります

まずは近々のライブのお話。
8月11日は京都のキトゥンカンパニーさんで初めてのドゥルパド。
もちろんパカーワジはカネコテツヤさんです。このお方のパカーワジの音、宇宙まで一瞬で突き抜けていきます…。音に乗って一緒に宇宙まで行ってしまえばいいと思う!

もう一組はSagarさんのサロードと松本こうすけくんのタブラ。こちらはカヤール。
この2人のコンビわたし大好き。

ドゥルパドに始まったインド音楽にカヤールが生まれたのには訳があって、インドという社会にはきっとどちらも必要だったのです。二つのスタイルの違い、味わいに来てくださいね♪

詳細こちら↓


8月11日(土) Dhrupad to Khayal @Kitten Company


そしてそのあとは、12・13日と奈良に向かいます。
ドゥルパド声楽家のWasifuddin Dagarさん来日です。すごいことになりそうなので遊びに行きます。ではなくて、ちょっとしたお手伝い?と思います。

わたしも同じダーガル流派に属しますが、実は少し違う。兄弟流派という感じでしょうか…。
とにかくおもしろいですよ。見ないと損。関西の方は是非。

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そろそろ本題にいかねば!

わたし、そのあとは名古屋に行ってみます。パカーワジ奏者てつさんのお店アルファヴィル覚王山で二日続けてのライブとワークショップ決まりました。

ライブはまだ何をしようか検討中です。どうなるのかな…。
私もわからないので、一緒に考えてください。リクエスト募集中。嘘です。人を頼っちゃだめ!!


ワークショップはね、とにかく歌うことを楽しむ一日にしようと思います。もうそれに尽きます。
難しいことなんて考えず、声を出して新しい自分を発見してください♪
あなたの声、楽器だったのです!


詳細こちら!てつさんのFacebookより。

8/14,15ドゥルパド ライヴ&ボイスワークショップ


【ライヴについて…】

何代もかけて脈々と受け継がれてきたドゥルパド音楽。

声楽家すずきなおさんはダーガル流派の21代目に当たる人です。
パカーワジ奏者である僕は、めったに演奏することが出来なかったドゥルパド声楽を名古屋で演奏出来る事を大変嬉しく思います。
是非ライヴに足を運んで来て下さい。そして声と太鼓とタンプーラのシンプルかつ究極な世界を体感して下さい。
ライヴとワークショップ、合わせて参加される事を強くお勧めします☆
カネコテツヤ(パカーワジ奏者)

【ワークショップについて…】

ナーダ・ヨーガ(音のヨーガ)に根差した北インド古典音楽「ドゥルパド」の
歌唱法・練習法を通して、新しい自分の声に出会いませんか?

このワークショップでは、自らの中に確かな音感を確立する練習法、
身体の芯から声を出す方法、そして単純に声を出すことの喜びを、
歌うことを通して学んでいきます。

ドゥルパドのシンプルなボイスワークを身に着けることで、
ジャンルや旋律に関係なくきっと明らかな変化を感じることができるでしょう。
これまでにインド音楽を学んだことのある方もない方も、
この日は心の底から声を出し、何より自分の声を楽しんでください。
すずき なお(ドゥルパド声楽家)

= = == === ===== ======== 

■8月14日(火曜日)ドゥルパド ライヴ
すずきなお(ボーカル) × カネコテツヤ(パカーワジ)
【会場】アルファヴィル
【時間】pm7時〜
【料金】予約1500円 当日1800円 共に1DRINKオーダー(要予約)
※ライヴとワークショップ共に予約すると3000円になります。

■8月15日(水曜日)ドゥルパド ボイスワークショップ
先生:すずきなお(ドゥルパド声楽家)
【会場】アルファヴィル
【時間】pm6時〜8時
【料金】2000円(要予約)
※ライヴとワークショップ共に予約すると3000円になります。

場所  ALPHAVILLE(アルファヴィル)  http://www.alphaville.asia/
名古屋市千種区田代本通2−8

予約先 E-mail : info@alphaville.asia
TEL 052-764-2644


2012/07/16

わたしの音

自分のこと、自分の音、知ろうとすればするほどよくわからない。
一番近くて一番遠い存在。

こんなことならもういっそのこと、手放してしまいたい。自分のことなんて。
音に乗って、天高く飛び立ってしまえばいいのに。

と、思ったけど、そんな手放せる瞬間はドゥルパドを歌っているとやってくる。
まだ、一回しかないけどね…。


その時はグルジーが目の前に居てくれた。

あの日はもう、どうにもならない驚き、うれしさ、悲しさ、音とつながった感動で、
レッスンから帰って夜寝付くまで、涙が止まらなくって家から出られなかった。

グルジーには見せたくなくて必死でこらえて、マンションを一歩出たら洪水みたいに涙がこぼれた。

すごいものと出会ってしまったと思った。
グルジーとラーガの持つ力に、ただ圧倒された。

溜まっていたものが体の芯から溢れ出て、それをぜーんぶ体の外に吐き出した…。
でもそれはただ飛び出したんじゃなくて、音に乗って一緒に出ていったの。
わたしね、見ちゃったのです。

わたしだけじゃなくって、グルジーも見てた。
グルジーも一緒に驚いてた。

グルジーは何も言わないで吸い込まれるみたいにわたしをハグしてくれて、
何かを察したグルマーが、またわたしを強く強くハグしてくれた。
グルジーが彼女にテレパシーを使ったの。


目を閉じて沈黙して、心を鍛えねば。
そばにグルジーがいなくても、歌に籠められるように。
いや、そばにグルジーがいなくても、ほんとはもっと近くにいるのだといつも気づいていられるように。

神様がこの魂にこの体を与えてしまったから、これと生きていかないといけないの。
ありがとうって言いながら、生きる。


愛するものに愛され、頼るものに頼られ、癒してくれるものを癒す。
まだまだここからです。


わたしまだ、そんな何かを探している途中なのです。






2012/07/11

7月8日 「The Sounds of Ganges」 @四条京町屋

ドゥルパドウィークの最終日、京都に戻ってきました。
小さな箱だったけど、たくさんの方に来ていただきました。うれし~。

もっともっと自由に、歌えるようになりたい。そんな風に強く願った1週間でした。

自由に、自由に…。


きっとね、この道を歩いていけばそうなれるんだと思います。
誰にも何にも言わせないよ、わたしの道はわたしが決めるわけではないから。

わたしはただ、神様の手の上で転がされ、彼らがしたいように動いているだけ。
ラッキーだったのは、彼らがわたしに与えた歌の道を、わたしが心から喜んでいるということ。

誰かをコントロールしようなんて、そんなの無理。
コントロールできなくて歯がゆくてイライラしたりとか、無駄な時間だと最近とっても思います…。
だってあなたがコントロールしたい何かですら、結局は神様しか動かすことはできないもん。

辛いこと、いっぱいあるけど、大丈夫大丈夫。最後はきっと、幸福しかない。きっとね。

ふふ。


さ、話がえら~いそれたけどこんな京町屋を改装したおうちのような会場でした。
全然写真ない…。

洋平くんのシタールとカネコテツヤさんのパカーワジ。初めてのコンビやけど素晴らしかった。
あの二人の安定感とか、どうなってるのかな。うらやましい…とか言ってないで練習しなきゃ。

 

そしてやっぱり岩下洋平のシタールは良い。そのラーガの中で、洋平くんはのびのび音と戯れて、たまに我に返ってふわっと笑顔を見せる。そしてまた音に包まれては戻る。メロディアスで常に挑戦的。かっこいいなあ… どうやったらあんなに美しいメロディをつむげるのかなあ。

なんかもう、みんな素晴らしい。こんな人たちに囲まれて、やっぱり今日も幸せを感じてやみません。

ドゥルパドに関しては…、今は書くのやめておこう。
とにかく一度、聴きに来てみてください。何を伝えられるのかはわからないけど、少しでも多く日本にドゥルパドを広めていきたいなあ。


次回は8月11日 キトゥンカンパニーさんで!
パカーワジはもちろんカネコテツヤさん、もう一組はサロード奏者のSagarさんとタブラは松本こうすけくん。楽しみです♪♪